断片・4/6花を見ているとこの世に居てよかったなあ、なんて、なぜかふと思えるのだから不思議だ。花を見ていると、内側で猛々しいもの 荒涼としたもの が抑えられてゆくように感じる。花には、荒ぶるものを柔らかくして、別の何かに変換してゆくような、そのようなハタラキがあるのだろうか。