足。

次の作品に向けて稽古を始めた。
というか、もがき始めた。

10月末に上演した『緑ノ声、ヲ』から日を経て、次、と肚が決まりました。

で、無性に、自分で自分に喧嘩を売っているような混沌を体験してます。

良くも悪くも、これまでやってきたことを破らないと「ダメだ」という切迫感が出てきた。無性に、自分の心根を叩き直したい感じで、、、。

まだ何もわからないから。稽古。他に何もない。

曖昧な立ち方はしたくない。いちばん嫌なのは、曖昧な立ち方。

ぎゅっと着地するのか、とつりと床に触れるのか、
まるで分かっていない足がある。まずそこから。

中途半端な立ち方をすると、進むことも、ひっくり返ってしまうことさえ出来ない。

確かな足がなければ、僕ら舞踊家は何をやってもダメなのです。

いる、からには、いる意味がある。ある、からには、ある意味があるはず。

そこをカラダとして、掴めるか。カタチに、絵に、音に、、、出来るか。

動けば良いということではないだろうけど、
やはり動かねば何も始まらない。
いよいよ、それが身にしみてきた。

確かさ。

考えて、まとめて、とやってもカラダは思うようになんかならないです。
本当の声はカラダから掘り起こすしかなくて、動き倒して、もがかないと、やはり、ダメ。だなぁ、なんて。

壊すことを怖れずに、立てるか。新しい足を妊娠し、出産できるか。

とにかく、動き倒すことから、始めています。
再出発であります。

何とかカタチにして、
夏には「オドリ」を舞台にのせたい。
切に、ご期待ください。