同じことをしても毎回少しずつ変化が訪れる。そんな面白さがダンスには沢山ある。
同じ経験は二度はない。それを感じれば感じるほど、一つ一つの動きが新鮮かつ名残り惜しい。消えてゆく何かを追うように新しい何かが生まれるのを感じる。
新しい。という感情は何かが起きているリアリティーと共に湧いてくるように思う。
繊細に感じ取ろうとすればするほど、物事や体験が少しずつ変化するダイナミズムに出会うことができる。
そのことが感じられると、ダンスの練習は非常に面白くエキサイティングになってくる。ダンスを観る面白さにも、それを思う。
同じ人のダンスを同じ場所で何年も観ているが、飽きも慣れもしないどころか次第に発見や驚きが増えてゆく。色々な人を観るときの目新しさとは全く違う感動がある。友達や家族とはまた違うけれど、ずっと見続けている踊り手からもらうものは深いところに響く気がする。先様も変わり手前も変わりながら、、、。
同じことをしても毎回新しく一回も同じ経験はない。
最初にそれを教えてくれたのは実はお習字だったのだけれど、先生は何度も何度も同じ「あめ」という文字を書かせて、見せるたびにホォとかヘェ~とか言って、もう一枚もう一枚となり、最後にずらりと並べて見せてくれて、ホラこんなに色んな「あめ」が出来たねスゴイねと誉めてくださった時だったと思う。
ダンスを始める前に教わっていた床体操も、学校のオケで習った打楽器も、繰り返し練習することがなぜか好きだったのは、変化の味をしめたのだろうか。同じことを何度もしていると、同じでないこと、その一回一回の違いが際立って感じられ面白くなった。ダンスを練習したり観たりするようになって、それは同じ一瞬が二度とないという感触に同じ空間は二度と現れないという感触に広がって、いった。
何度もしゃがむ、しゃがむたびに体重の感じも速度感も、もちろん気持ちも変化してゆく。腕を伸ばす。何度も伸ばす、でも同じ伸ばし方は二度とない。同じ体なのに、、、同じ行為も気持ちも二度とない。
一回一回ちがう体験があり異なる風景があらわれて消えてゆく。体は一つなのに、そこから無限に何かが起きてゆく。
わたしというからだ、からだというわたし。
地や空に少しずつ近くなってゆくこと。
関係という関係が少しずつ変わってゆくこと。
同じ経験は二度ない。神秘的にも思う。
人間の行為や体験に同じことは決して二度起きないように、空間や時間も一定ではないのだろう。
だから日々は愛しく名残り惜しいのだろうか。
同じ経験は二度はない。それを感じれば感じるほど、一つ一つの動きが新鮮かつ名残り惜しい。消えてゆく何かを追うように新しい何かが生まれるのを感じる。
新しい。という感情は何かが起きているリアリティーと共に湧いてくるように思う。
繊細に感じ取ろうとすればするほど、物事や体験が少しずつ変化するダイナミズムに出会うことができる。
そのことが感じられると、ダンスの練習は非常に面白くエキサイティングになってくる。ダンスを観る面白さにも、それを思う。
同じ人のダンスを同じ場所で何年も観ているが、飽きも慣れもしないどころか次第に発見や驚きが増えてゆく。色々な人を観るときの目新しさとは全く違う感動がある。友達や家族とはまた違うけれど、ずっと見続けている踊り手からもらうものは深いところに響く気がする。先様も変わり手前も変わりながら、、、。
同じことをしても毎回新しく一回も同じ経験はない。
最初にそれを教えてくれたのは実はお習字だったのだけれど、先生は何度も何度も同じ「あめ」という文字を書かせて、見せるたびにホォとかヘェ~とか言って、もう一枚もう一枚となり、最後にずらりと並べて見せてくれて、ホラこんなに色んな「あめ」が出来たねスゴイねと誉めてくださった時だったと思う。
ダンスを始める前に教わっていた床体操も、学校のオケで習った打楽器も、繰り返し練習することがなぜか好きだったのは、変化の味をしめたのだろうか。同じことを何度もしていると、同じでないこと、その一回一回の違いが際立って感じられ面白くなった。ダンスを練習したり観たりするようになって、それは同じ一瞬が二度とないという感触に同じ空間は二度と現れないという感触に広がって、いった。
何度もしゃがむ、しゃがむたびに体重の感じも速度感も、もちろん気持ちも変化してゆく。腕を伸ばす。何度も伸ばす、でも同じ伸ばし方は二度とない。同じ体なのに、、、同じ行為も気持ちも二度とない。
一回一回ちがう体験があり異なる風景があらわれて消えてゆく。体は一つなのに、そこから無限に何かが起きてゆく。
わたしというからだ、からだというわたし。
地や空に少しずつ近くなってゆくこと。
関係という関係が少しずつ変わってゆくこと。
同じ経験は二度ない。神秘的にも思う。
人間の行為や体験に同じことは決して二度起きないように、空間や時間も一定ではないのだろう。
だから日々は愛しく名残り惜しいのだろうか。