金曜夜のダンスクラスでは週替りで即興と創作の稽古をする。

即興の日は僕がピアノを弾きながら踊る人と伴走する。
ダンスもピアノも即興だから対話みたいだ。
セッションして少し話してまたセッション。
そんな積み重ねから、踊る人は感覚やカラダが広がってゆくのをゆっくりと見守ってゆく。

創作の日は、シーズンごとに区切りが良いところまで一つの作品を試作する。
踊り、考え、技術にも意識的に取り組む。
昨シーズンはラヴェルの『ボレロ』、その前はストラヴィンスキーの『春の祭典』を通じてリズム変化や躍動の持続を体験した。

この春シーズンでは「音と沈黙/動と静」というテーマでの創作を楽しんでみようと思う。
音楽はいくつか試しながら日本の音が良いかなと思案中。

緩急メリハリの楽しみ方、間の感覚や、呼吸の味わいが稽古できれば。

身体、感覚、発想、遊び、個性、関係、、、。
ダンスは踊り続けるかぎり人の心身を更新してゆく。

少人数のクラスならではの、じっくり味わい深い稽古や対話を供したいと思う。
興味ある人はぜひ加わって下さい。