つい先ほどの時間、西荻ほびっと村学校の舞踏クラスを行なってきた。
明日3/9が土方巽さんの誕生日なので、彼の言葉からの幾つかを紹介して味わい直したり、そこから湧いてくる何かを各自思い思いに踊ったりしながら、しのんだ。
『美貌の青空』、『犬の静脈に嫉妬することから』、『病める舞姫』、、、。
土方さんは沢山の文章を遺したが、それらは言葉のカタチでありながら一瞬を停止する跳躍であったり、果てしなく持続する旋回であったり、感無量の立ち姿を垣間見るような風情で、文字や意味や響きをはみ出して余りある。僕には言葉に封印された踊りのように感じられる。言葉もまた身体なのではないかと。
もし存命なら88歳。まだ踊っていられても、ちっともおかしくはない。もしも氏が今も踊っていたならば、そう思うと「舞踏」という言葉に対しても、安易な関わりかたは出来なくなる。