8/10に開催する公開稽古会。
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櫻井郁也コンテンポラリーダンス +オイリュトミー
一日体験ワークショップ&クラスショーイング
「いのち ひびく からだ 2014」
8/10(日)14:00~17:00 東京・杉並くわしいご案内記事はコチラ
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ご来場の方みんなでカラダを動かす「ワークショップ」のあいまに、定期クラスの方の練習発表「クラスショーイング」があります。
その内容が決まりましたので、ご紹介します。

(ワークショップメニューについても、近日ここにアップしますので、ご注目いただければ幸いです)

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※発表順序は当日の進行次第となります

《コンテンポラリーダンス》

★『パッヘルベルのカノン』による動きの対話

→ダンスの原点である身体との対話、イメージと肉体のむすびつき、そしてバイブレーション。ちいさな身振りが音楽とともに変化し発展して、空間に新たな風を呼び起こして。そんなダンスをという練習作品です。

★3つのソロダンス

→ダンスクラスのメンバー有志が講師との個人レッスンを通じてソロダンスにチャレンジします。まず私自身に、現在に、向き合ってみること。真摯な時の流れを感じ合いたいです。

★『浄夜』によるコンポジションと即興(音楽=アーノルド・シェーンベルク)

→現代音楽の生みの親、アーノルド・シェーンベルクの名曲『浄められた夜』。この美しい響きの世界のなかで、たっぷり踊りこみます。集中力、エネルギー、感情表出。ダンス特有のさまざまな体験を身に刻むための、練習プログラムです。


《オイリュトミー》

★身体と空間の呼吸~オイリュトミー基本形姿より

→人と人が輪をつくり、呼吸を合わせ、自らの身体や天空や大地を感じながら、静かななかで言葉を使わないで、その日その日の気持を鎮めて集中力を高めてゆく「場づくり」の練習。いにしえの祭礼を思わせるようです。オイリュトミーの稽古は、いつもここから始まります。

★母音と線形の動き~シュタイナーのテキストによる

→短いけれど深い意味合いをもつオイリュトミーの基礎テキスト。それを読み上げる声に呼応するように、カラダからエネルギーを放ってゆく。シンプルな練習ですがなかなか奥が深いです。

★音楽と踊る練習
・G線上のアリア:バッハ
・ミュゼット:バッハ/バルトーク版


→生のピアノ演奏にあわせて、音楽の様々な要素を身体に呼吸して踊りを発生させていきます。
音の階段をのぼるように、音と音の共鳴に溶け合うように・・・。

★言語の響きを踊る練習
・吉田一穂のメルヘンによる


→孤高の現代詩人・吉田一穂が子どものために書いたテキスト。その朗読と踊るカラダがエネルギーのセッションをおこないます。コトバの響きは、時空の、体の、心の響きでもある。さて、いかに踊りたわむれるか・・・。

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定期クラスは週1ペースで行なう大人のためのお稽古です。
仕事や家庭はもちろん、それぞれさまざまな状況をこなしながらの練習。
その積み重ねが日々の生活と影響しあいながら、カラダだけでなく、ゆるやかに人間や品格を磨いてゆくプロセスは、ほんとうに素敵だなと、思います。
この日は、練習への参加経験が長い人も短い人も、いっしょに上記の景を踊ります。
踊るときは、視線と関わる体験。見るときは、視線で支える体験。
互いを尊重しあいながら、いっしょに稽古できることを感謝しあう気持で、もちろんのびのびと!踊れるといいなと思います。
そして、それぞれのプロセスを、それぞれの現在を、交感できればと思うのです。