スウェーデン王立バレエ団の木田真理子さんが「ジュリエットとロミオ」でブノワ賞(Prix Benois de la Danse)を受賞した、という。
かなりすごい事だと思う、なんか、背を押されます。

僕のしているコンテンポラリーとか舞踏は、バレエとは別に語られることが多いけれど、いまそのボーダーは不要だし実際互いにどんどん越境してゆく方向にある。共振はもっと進むと思うし、もとより僕らの踊りはバレエなしになかった、とりわけディアギレフやニジンスキーのいたロシアバレエ団なしには。
ブノア賞は、このロシアバレエの美術家アレクサーンドル・ブノアАлекса ндр Никола евич Бенуа の名を冠したもの。ニジンスキーが踊りストラビンスキーが作曲した、あのペトルーシュカの舞台美術がこの人。

木田さんの踊りは映像で見ても熱と艶やかさが伝わる。品格と温かさとデリカシー。素敵。
作品も全部見てないけれど、凄そう。振付のマッツ・エックは尊敬する作舞家のひとり。

上記作品映像Julia & Romeo by Mats Ek - Royal Swedish Ballet


あっ、そういえばロシアバレエ団の衣装展が開催されます。国立新美術館で、もうすぐ。

バレエ・リュス展