真っ白なフレームのなかで舞う漆黒の身体。
プレパラートに乗せられた隕石。
光の海に漂いながら沈んでゆく、瀕死の生命体。
羊水を追憶するように、あるいは、硬い殻を破って飛び立とうとするように。
生きて蠢く、その姿を、一万メートルほどの遠くから、じっと見つめているような気分。
新進のファッションディレクター奈須一葉さんと気鋭のフォトグラファーNORIZUMI KITADAさんによる映像作品に出演。
これが完成し、代官山のMONKEYS GARALLEYでのエキジビジョンを観に行きました。
デザイナー、メーク、写真家、モデル、それぞれプロとして仕事をする人たちが、何か新しい方向をさがす場として集まったプロジェクトに呼んでいただいた次第。
一介の踊り子が、何か役に立つのかしら。まずは素材に徹しよう、と思って踊りましたから、事前に振付けを考えたり下稽古をしたり一切しないようにして、トレーニングだけを淡々と重ねておきました。イキのいい素材がないと、つくれないでしょうから、とにかくカラダをキレイに整理しておく、というのが仕事。我を消しておく、というのは、大事な作業だと思います。むつかしいですが、努力くらいはしないと。そして、現場の空気からシナリオを読み取って一気にダンスに仕上げる。
どこを切り取っても大丈夫なように踊るのは、大変だけど、とても楽しい作業で、コミュニケーションの醍醐味。
無音で踊ったダンスが映像になり、音楽がつき、ひとつの世界観が現れる。素晴らしいチームワークから熱をもらって踊った体感を思い出しつつ、スクリーンに引き込まれました。
ヌケが良く乾いたフレーム。地面も無く、空も無くて、鮮明に運動体を写し取ったカメラワーク。余白のバランスが見事。クローズアップやカットアップを最低限にした、抑制ある編集。エフェクトも、他のイメージとのモンタージュも、一切おこなわずに仕上がっていました。シンプル、ドライ、シャープ。やはりプロの味。こんなセッションなら、またやりたいです。
チームの皆さん、ありがとうございました !!
プレパラートに乗せられた隕石。
光の海に漂いながら沈んでゆく、瀕死の生命体。
羊水を追憶するように、あるいは、硬い殻を破って飛び立とうとするように。
生きて蠢く、その姿を、一万メートルほどの遠くから、じっと見つめているような気分。
新進のファッションディレクター奈須一葉さんと気鋭のフォトグラファーNORIZUMI KITADAさんによる映像作品に出演。
これが完成し、代官山のMONKEYS GARALLEYでのエキジビジョンを観に行きました。
デザイナー、メーク、写真家、モデル、それぞれプロとして仕事をする人たちが、何か新しい方向をさがす場として集まったプロジェクトに呼んでいただいた次第。
一介の踊り子が、何か役に立つのかしら。まずは素材に徹しよう、と思って踊りましたから、事前に振付けを考えたり下稽古をしたり一切しないようにして、トレーニングだけを淡々と重ねておきました。イキのいい素材がないと、つくれないでしょうから、とにかくカラダをキレイに整理しておく、というのが仕事。我を消しておく、というのは、大事な作業だと思います。むつかしいですが、努力くらいはしないと。そして、現場の空気からシナリオを読み取って一気にダンスに仕上げる。
どこを切り取っても大丈夫なように踊るのは、大変だけど、とても楽しい作業で、コミュニケーションの醍醐味。
無音で踊ったダンスが映像になり、音楽がつき、ひとつの世界観が現れる。素晴らしいチームワークから熱をもらって踊った体感を思い出しつつ、スクリーンに引き込まれました。
ヌケが良く乾いたフレーム。地面も無く、空も無くて、鮮明に運動体を写し取ったカメラワーク。余白のバランスが見事。クローズアップやカットアップを最低限にした、抑制ある編集。エフェクトも、他のイメージとのモンタージュも、一切おこなわずに仕上がっていました。シンプル、ドライ、シャープ。やはりプロの味。こんなセッションなら、またやりたいです。
チームの皆さん、ありがとうございました !!