公演を前に、舞踏ワークショップを行なった。ウィークリーの定期クラスと並行して、毎月2回、必ず行なう。このワークショップは、いつでもオープンなので、初めて踊る体験をしに来る方も多い。これが逆に、長い方にも刺激になるのか、しばしば魅入る稽古ぶりが出る。基本のあと、僕が出すシンプルなテーマで自由に踊る。それについて、また課題を提案し、参加者は次第に踊りの世界に入ってゆく。そんな運びのなかで、僕は、毎回のように人が自らのカラダにむすぼれ直す姿のすがすがしい解放感、そして、感じ合いたいという気持ちの切実さの表れに、心の芯を洗われる。器用さを競う、独自性を競う、そんな卑しさを遠ざけ、おのおの「居かた」を探しながら、のびのび解放されてゆく。そこをこそ見つめ、試行錯誤する空気が出たとき、このワークショップは何か暮らしにつながるのだと思う。次回は24日(火)です!
ほびっと村学校WS「舞踏~カラダの夢、ココロの翼」参加詳細