いよいよ週末、野外公演だ。8月15日(土)「ダンス白州・火の節」にて。

今年に入って3作目。すべりこみで作品が出来た。これから現場入り、自然風景のなかで再構築だ。

季節を追いかけるように踊り、肉体と対話してゆく。この数日、急速に作品が動いた。振り付けが決まり、布の染色が上がり、衣装縫製、美術プランの吟味と造形作業。パートナーの美術家・櫻井恵美子と、ほとんどノンストップで働く。僕の作品は、ソロの形式でも、常に共同作業。複数の世界観が交錯しながら、ひとつの肉体を仮設してゆく。肉体は僕という自我と決別して交流の器になる。
ダンスは、現れてたちまち消え失せる。幻だ。しかし、観る人の心に焼き付く幻でありたい。
何かが変わらねば、何かを変えなければ、という危機感が暮らしに充満する日々となり久しい。そのなかで、魂と魂は、どんな対話を交わし合うことが出来るか。

さて、いかなるパフォーマンスが生まれるか。ぜひ、お楽しみいただきたい。
公演詳細/ダンス白州2009