4月1日、オイリュトミークラス。春季のレッスンテーマは、「響く」という体験について。軽い作品をいくつか踊りながら、オイリュトミーを踊る上で必要な基本動作や型のさまざまを体験する。
さて、レッスンの様子を・・・・。
この日は音楽オイリュトミー。ピアニストも加わり基本動作を使った作品体験が始まる。
まず参加者同士が向かい合い、気持ちを合わせる練習から。
真っ直ぐに穏やかな気持ちで立つこと。足腰を柔軟に扱うオイリュトミーウォーク。オーガニックな曲線を描くように歩み合うこと。などなど。
いっしょに呼吸している、いっしょに音を聴いている、いっしょに一つの動きをしている・・・、そんな共有感が大事。練習仲間が互いのペースを確認するだけでなく、自分自身も一日の汚れを落とすことができる作業。クラスでは、いつもここから練習を始める。
音を踊る練習。スケール(ドレミファ~)、インターヴァル(音と音の飛躍)、音の流れと空間のひろがり。それらを身体で表現する型がオイリュトミーにはある。言語を踊るときにも独特の型がある。いづれもサウンドが響くプロセスを表している。音楽も言語も、サウンドによる見えない造形であり、響きの芸術行為だ。これを身体に反映させようとするのが、オイリュトミーの「型と動き」である。
世界は、さまざまな存在が働きかけあいながら動き続けている生き物だ。サウンドは動き続けている世界の震え、響きとは空間に広がり内面に染みわたってゆくエネルギーの力だ。
レッスン後半は作品体験。音楽オイリュトミーの習作として、いま取り組んでいるのは、モーツァルト「キラキラ星の変奏曲」。テーマ、第一変奏に続き、新たに第三変奏を振り付けた。誰もが知っているキラキラ星のメロディーが色んなバリエーションに変化してゆく可愛いピアノ曲を踊りながら、音の変化やイメージの輝きをカラダに入れてもらいたい。
オイリュトミーは生命的なリズムと調和の感覚を心身に染み込ませるワークだ。
身体を扱うもの大抵そのようだが、規則的に続けてゆくことに全てがつながってゆく。毎週決まって練習すること、そこで会う人とピッタリ息を合わせようとすること。この二つは最も大事な部分だと、僕は感じている。踊りは決して一人では出来ないから、稽古は定期的に他人とセッションすることを意味する。単純だが、自分の都合に慣れて暮らしていると、以外とむつかしい。新しい習慣をつくること、生活リズムの一つとして踊ること。それが感情の根幹を変える。リズム・サイクル・調和。これらをもって生命力を高め、暮らしに自然さ人間性を復権する。生命力への畏敬と帰依。これがオイリュトミーの根底に流れている。
来週4月8日(水)は、言語オイリュトミーのレッスンをする。コトバの響き、言霊の踊り。お楽しみに。
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【2009年春期クラス募集】
「オイリュトミー」「ダンス/舞踏」「基礎トレーニング」それぞれ春の募集中。初心者より参加できますので、興味のある方はぜひ始めてみて下さい。各クラスとも5~10名、お早めに!詳しい記事はココ
さて、レッスンの様子を・・・・。
この日は音楽オイリュトミー。ピアニストも加わり基本動作を使った作品体験が始まる。
まず参加者同士が向かい合い、気持ちを合わせる練習から。
真っ直ぐに穏やかな気持ちで立つこと。足腰を柔軟に扱うオイリュトミーウォーク。オーガニックな曲線を描くように歩み合うこと。などなど。
いっしょに呼吸している、いっしょに音を聴いている、いっしょに一つの動きをしている・・・、そんな共有感が大事。練習仲間が互いのペースを確認するだけでなく、自分自身も一日の汚れを落とすことができる作業。クラスでは、いつもここから練習を始める。
音を踊る練習。スケール(ドレミファ~)、インターヴァル(音と音の飛躍)、音の流れと空間のひろがり。それらを身体で表現する型がオイリュトミーにはある。言語を踊るときにも独特の型がある。いづれもサウンドが響くプロセスを表している。音楽も言語も、サウンドによる見えない造形であり、響きの芸術行為だ。これを身体に反映させようとするのが、オイリュトミーの「型と動き」である。
世界は、さまざまな存在が働きかけあいながら動き続けている生き物だ。サウンドは動き続けている世界の震え、響きとは空間に広がり内面に染みわたってゆくエネルギーの力だ。
レッスン後半は作品体験。音楽オイリュトミーの習作として、いま取り組んでいるのは、モーツァルト「キラキラ星の変奏曲」。テーマ、第一変奏に続き、新たに第三変奏を振り付けた。誰もが知っているキラキラ星のメロディーが色んなバリエーションに変化してゆく可愛いピアノ曲を踊りながら、音の変化やイメージの輝きをカラダに入れてもらいたい。
オイリュトミーは生命的なリズムと調和の感覚を心身に染み込ませるワークだ。
身体を扱うもの大抵そのようだが、規則的に続けてゆくことに全てがつながってゆく。毎週決まって練習すること、そこで会う人とピッタリ息を合わせようとすること。この二つは最も大事な部分だと、僕は感じている。踊りは決して一人では出来ないから、稽古は定期的に他人とセッションすることを意味する。単純だが、自分の都合に慣れて暮らしていると、以外とむつかしい。新しい習慣をつくること、生活リズムの一つとして踊ること。それが感情の根幹を変える。リズム・サイクル・調和。これらをもって生命力を高め、暮らしに自然さ人間性を復権する。生命力への畏敬と帰依。これがオイリュトミーの根底に流れている。
来週4月8日(水)は、言語オイリュトミーのレッスンをする。コトバの響き、言霊の踊り。お楽しみに。
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