このクラスは、土曜の午後。オープン&月謝ともにok。内容はフルストレッチ&コアトレーニング&身体操作。プロポーションと身体能力に的を絞っている。場所はフツウの会館でやるが、巷のフィットネスクラブより数倍効くとの感想をもらって久しい、自信も出てきた。活力体力を鍛え上げて美しくなってほしい。

現在のスポットは、胸部の解放、垂直落下、すばやい立ちしゃがみ、下腹部の引き締め、背筋と大胸筋の強化トレーニング。
これを追求すれば、シェイプアップやボディーコントロールは、かなり改善される。6/28は詳しい解説を入れた。
(受講した人でわからないことがあれば、必ず「時間内に」質問をしてほしい。外国では質問が多い=伸びる。日本では少ない=伸びにくい。質問から深まること・生まれることは多大だ。稽古に、遠慮とプライドは大敵。)

7月。胸部の骨格意識と呼吸・重心の関連、背筋の使い方の稽古を始める。
下半身では当面、ヒップとハムストリングスに注目。魅力あるボディの要だ。
また、踊りに最重要なのは股関節。ダンステクニックは股関節に始まり、股関節に向かい続けるだろう。ただし、ここをめぐる深層筋肉には個人差が極めて大きい。日常・暮らし方の作用・影響・蓄積があるのだ。
基本技術となる前後水平「開脚」に関しては、各自の骨盤構造や筋力を修正しながらやらねばならない。ただし、「はずみ」や「押さえ込み」は徹底的に排除する。(開脚練習に関して、僕はかなり疑問を持っているのだ)個々との対応を重視したデリケートな稽古としたい。さらに、夏は食事と生活環境に関するアドバイスもしたい。湿っぽい・暑い・冷房・上半期の追い込み・バケーション・エトセトラ、移動もせねばならぬし働かねばなるまい、すなわちカラダは冷えやすくなるしダルくなる。

この「基礎クラス」は、アタマのなかを空っぽにして、ひたすら全身使い切る、というのがメイン・コンセプト。ダンスのみならず演劇・スポーツなどの方ともシェアしたいフィジカル・トレーニングにの時間であり、毎回10名前後、初心からプロまで汗を流しに集っている。熱心だ。「感じかた」による身体把握を重視するため、バー、鏡は一切使わない。レベル調整は、メンバー構成ではなく、個々に対するナビゲーションの仕方によって行う。相互影響しあうから、入門者でも、やる気と健康な心身があれば、どんどん動ける人の中に入った方が絶対に、いい。初めての日はハードに感じるかもしれないが、5回もやれば慣れる。いや、もっと追求したくなるはず。5回続いた人は何かしら身に付き始めて、その後も続く、カラダもココロも変わり始める。一回じゃダメ、不規則でも毎週でも「続けること」が「絶対絶対に大事」なのだ。(ちなみに初めての人が来た時も、あえてソフトにはしない。フルプログラムを体験して、まず出来ること出来ないことを発見してほしい、目標をもってもらいたい。レッスンは飛ばし気味でやるが、紹介と思って下さい。)

ダンスは、身体を使い切ってこそダンスである。基礎こそ、レベルは下げたくない。
ダンサーはもちろん芸術家だが、まず最初に「アスリートの側面」を持ちたい。見せるための身体なのだ。見せる相手は、美を求める人だ。動きが美しい、カラダがきれいだ。そう言われるために努力する年月が、基礎過程。多様化の時代といえども、これはゆずらない。いちばん最初に照準を合わせるべきは「ボディ・デザイン」と「身体の意識化」。目標ではなくて、そこから始まるのだと思う。不規則でも毎週でも、ともかく来れるだけ来てモノにしてもらいたい。

基本中の基本となるものは、バレエ、ヨガ、体操など、学んだものからピックアップしているが、パターン化はしない。他に、20年あまりの舞踊生活のなかで独自に定めていった練習法がかなり含まれている。もとは自分の身体を操作するために試行錯誤したのだが、ぜひ体験してもらいたいことは紹介している。メンバーの顔ぶれや経験度を観察しながら、勘を働かせて2時間の「燃焼系」連続トレーニングを構築する。まもなく夏になる。受講対象は老若男女・心身元気な人。まずは徹底的に動こうパワフルに。思いっきり、カラダを使いたおしに来てほしい。

各クラスとも初心者より丁寧に指導しますが、ケガなどの未然防止のため、心身とも充分な健康管理の上、ご参加ください。また、リハビリテーション・治療・介護に類する指導・ご相談・施設等のご紹介は、法・資格上、承ることができませんので、あらかじめご留意ください。

クラス参加方法など