カラダの奥から、どんな音がきこえてくるか、
ダンスを呼び覚ますパルスをさがして、しばしば、そんなことに時を費やす。
手続きは、余分なことを忘れるまで動き、注意力を研ぐ。それだけ。
深呼吸を繰り返し、
たとえば苦しさの峠を越すまで飛び跳ねてみたり、
たとえばいたずらにゆっくりと15分程もかけてしゃがんでみる、また、それを繰り返す。
というようなバカをやってみるのである。
その渦中、ある一点で、なんともクリアに「静けさが聴こえてくる」ことがある。
鼓膜ではなく、内側の聴覚が働き始めるのかもしれない。
この肌の内側に、そっと入りこんでゆくような感覚・・・。
空気を触媒としない仕方で、血や骨の動きが生命音として聴こえてくるのだろうか。薔薇十字の伝えに、身体には宇宙が照応しているとの由。気持ちとか思いとはまた別の、ザインのさざ波。
すでに音も声も多すぎて、かえって何も聴こえないこの地上で、
本当に耳をすましたくなるような静寂は、
身体の中にこそあるような気がする。
※作曲家のシュトックハウゼン氏が、亡くなったとのことでショックを受けています。
氏の音楽は、僕にとっては別次元への旅ともいえる純粋体験であり、同時に、その鳴り響いたあとに残った静寂の豊かさは格別のものでした。ライフワークであった「ひかり」を思い起こしつつ、あらためて氏の霊に敬意を表したいと思います。
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手続きは、余分なことを忘れるまで動き、注意力を研ぐ。それだけ。
深呼吸を繰り返し、
たとえば苦しさの峠を越すまで飛び跳ねてみたり、
たとえばいたずらにゆっくりと15分程もかけてしゃがんでみる、また、それを繰り返す。
というようなバカをやってみるのである。
その渦中、ある一点で、なんともクリアに「静けさが聴こえてくる」ことがある。
鼓膜ではなく、内側の聴覚が働き始めるのかもしれない。
この肌の内側に、そっと入りこんでゆくような感覚・・・。
空気を触媒としない仕方で、血や骨の動きが生命音として聴こえてくるのだろうか。薔薇十字の伝えに、身体には宇宙が照応しているとの由。気持ちとか思いとはまた別の、ザインのさざ波。
すでに音も声も多すぎて、かえって何も聴こえないこの地上で、
本当に耳をすましたくなるような静寂は、
身体の中にこそあるような気がする。
※作曲家のシュトックハウゼン氏が、亡くなったとのことでショックを受けています。
氏の音楽は、僕にとっては別次元への旅ともいえる純粋体験であり、同時に、その鳴り響いたあとに残った静寂の豊かさは格別のものでした。ライフワークであった「ひかり」を思い起こしつつ、あらためて氏の霊に敬意を表したいと思います。
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