緑がキレイ!GWはいかがお過ごしでしょうか・・・。
各クラスとも新メンバーを迎え、とてもフレッシュな季節を迎えています。
これに伴い、ダンスクラスとオイリュトミークラスでは、もうすぐ新しい作品をスタートしようかと思っています。作品チェンジは、いつも、基本にかえったレッスンに始まり、数ヶ月かけて振付けていくので、新たに参加する人には入りやすい時期になります。

さて・・・。

ダンスクラスでは、メンバーの一人がアフリカから探してきてくれた曲にあわせて新作を。優美なリズムに乗って、切ないような女性ヴォーカル。とても新しい感じのグルーヴ感があります。カラダの奥からにじみ出てくるような優しいリズムとエネルギーの波を、私たちを支えてくれている大地に還していくようなダンスを創ってみたいと思っています。これを通して、上半身と下半身を気持ちよく統合し、それぞれの肉体に潜在する活力を引き出していくのが僕の目標。

オイリュトミークラスでは、久々にショパンの曲にチャレンジ。有名なノクターンOp9-2です。いわずと知れたロマンチックな名曲ですが、これは、ひたすら流れ続ける感情の波。そこに身をまかせて、とにかく気持ちを解放してもらう練習になるでしょう。振付けは、オイリュトミーの創案者シュタイナーによるものを参考にしながら、だれもが踊って楽しいように工夫したいと思っています。5月下旬からスタートの予定。

あっ、いま練習中のものも紹介しておきます。
ダンスクラスは振付けが終わり、「アジアの海」という題名を付けました。中国のコンテンポラリーミュージックで踊っているんですが、僕が振り付けたユニゾン(響き合い)の動きと各自が自由に踊るフレーズが交互にささやき合うような、静かで美しいダンスになりそう。ダンスクラスの練習は、瞬時の熱を大事にし、共有すること。踊りの熱で、身を浄化すること。振付けや僕のインストラクションは、その道案内みたいなものですから、上手にこなすためのものではなく、うまく活用してもらうためのシステムです。

で、オイリュトミークラスの現在練習中は、バッハの「メヌエット」とシュタイナーのポエム「星の踊り」。いずれも素朴で可愛い踊り。でも、基本の動きがしっかりと凝縮されているし、短くおぼえやすいので、新作と並行で続けていきます。

PS:
今日はオイリュトミークラスの練習日でした。止まることなく動き続け、心も感性も風水のように流れるがままを練習するオイリュトミー。上記の「星の踊り」を練習しながらルドルフ・シュタイナーの身体観について想像力をひろげてみました。
稽古中の話題を少し紹介・・・。

シュタイナーの身体観で興味深いのは、身体を、さまざまなエネルギーが働きあい作用しあう「生きた場」としてとらえるところです。
気から鉱物に至る凝縮・拡散の力学。熱の発生プロセスともいえる呼吸・循環的なエネルギー。合い響いたり波打ったりするような振動、時空の作用力。さらに、それらを認識したりバランスをとったりする、一種の統合力。などなど、色んな力が、さわさわと響き合いながら、ひとつひとつのカラダを形成しようとしていて、それらの力がとどまることない故、このカラダもやはり一切留まることなく流転しつづけるのではないか、という・・・。
「精神と肉体」って言い切ってしまう習慣を僕らはもっているけど、存在の仕方、実は2分割できるほど単純ではないし、完結しているわけではないんじゃないか、という提案ともとれる。シュタイナーは、この調子であらゆる認識の根本を変えようと想を練った人。その集大成が「人智学=anthroposopy」。これを踊りに託したのが、「オイリュトミー」。意味はシンプルに、いい律動、とのこと。いづれ、また詳しく。

ところで、色んな方が汗を流しにきてくれる「基礎クラス」、スタートから充実感たっぷりの「舞踏クラス」(次回5月8日分、予約受付中!)に関しても書きたい話題がいっぱい。また週末にでも・・・。

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