季節の変わり目で体調不良の人も多く、今日は、めずらしく少人数でのレッスンに。
そのため、練習内容もかなり丁寧なものとなり、少ない動きをじっくりと反復しながら、時間をかけてそれぞれの身体を観察しました。
特に重視したのは、音楽に合わせて発生した気分や動きを下半身がどう受け止めていくか、ということでした。
とりわけ骨盤の位置やその内部で起きている尾てい骨の運動は、重要で、技術的にも精神的にも大きな影響があることを観察しました。
胸部が空気の呼吸につながっているとすれば、腰部は熱の呼吸につながっています。
骨盤は、言うまでもなく生殖の力を保つ生命の器です。また、そのセンターを貫く尾てい骨は神経の先端部であり、原初の生命感覚を宿した器官です。
マーサ・グラハムは、骨盤をイメージした舞台装置を作品で用いた事があったようですが、
音楽やイメージを骨盤と尾てい骨で受け止めていく事で、身体は基盤ごとリズム化され、ダイナミックなゆらぎを始めます。
ゆらぎのなかで、両足や上半身のリラクゼーションが起こりやすくなり、必要な力と無駄な力の区別がわかりやすくなります。
結果、瞬時の感情や思考を把握しやすくなり、ダンスそのものが客観的な自己観察に結びついていきます。
「何を表現するか、したいか」以上に、その瞬間の身体の状態が「何を表現しているか、されているか」ということのほうが見えてくる感じです。
この動きは、脚力や腹筋力など、フィジカルなトレーニングも不可欠になってくるのですが、イメージ先行の表現よりも身体の反応や共振感覚が強いので、気づきも多く、楽しみ方にも広がりが出てきます。それぞれが、自分の納得のいくまで続けていたいようなので、今日はフルタイム「骨盤と尾てい骨」に徹した密度の高い練習でした。
展開された動きは少なかったにもかかわらず、かなりの発汗がありました。メンバーの方の、からだがとても暖かくなっている、という言葉がうれしく感じられました。
クラス詳細/申し込み
そのため、練習内容もかなり丁寧なものとなり、少ない動きをじっくりと反復しながら、時間をかけてそれぞれの身体を観察しました。
特に重視したのは、音楽に合わせて発生した気分や動きを下半身がどう受け止めていくか、ということでした。
とりわけ骨盤の位置やその内部で起きている尾てい骨の運動は、重要で、技術的にも精神的にも大きな影響があることを観察しました。
胸部が空気の呼吸につながっているとすれば、腰部は熱の呼吸につながっています。
骨盤は、言うまでもなく生殖の力を保つ生命の器です。また、そのセンターを貫く尾てい骨は神経の先端部であり、原初の生命感覚を宿した器官です。
マーサ・グラハムは、骨盤をイメージした舞台装置を作品で用いた事があったようですが、
音楽やイメージを骨盤と尾てい骨で受け止めていく事で、身体は基盤ごとリズム化され、ダイナミックなゆらぎを始めます。
ゆらぎのなかで、両足や上半身のリラクゼーションが起こりやすくなり、必要な力と無駄な力の区別がわかりやすくなります。
結果、瞬時の感情や思考を把握しやすくなり、ダンスそのものが客観的な自己観察に結びついていきます。
「何を表現するか、したいか」以上に、その瞬間の身体の状態が「何を表現しているか、されているか」ということのほうが見えてくる感じです。
この動きは、脚力や腹筋力など、フィジカルなトレーニングも不可欠になってくるのですが、イメージ先行の表現よりも身体の反応や共振感覚が強いので、気づきも多く、楽しみ方にも広がりが出てきます。それぞれが、自分の納得のいくまで続けていたいようなので、今日はフルタイム「骨盤と尾てい骨」に徹した密度の高い練習でした。
展開された動きは少なかったにもかかわらず、かなりの発汗がありました。メンバーの方の、からだがとても暖かくなっている、という言葉がうれしく感じられました。
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