ヘンデルの曲に合わせたテンポのよい動きが空間に大きな軌跡を描いていきます。制作中のエチュードは、順調に進んでいる様子。そこで今日は視点を変えた練習を行おうということになりました。
腰を決めてスッと立つ。天地を結ぶ一本の垂線となった自分を瞑想。音楽がそっと始まるなかを、その垂線をソッと運ぶ。深い呼吸音と自らのかすかな足音を、音楽のまにまに聴き取るように、耳を澄まし、余分な力をどんどん抜いていく。余分なイメージも、こ~したい、あ~したい、というコトも、出来る出来ないと言うコトも。抜いて抜いて、音の河を渡るように足を運ぶ。微妙に波打ち始める背骨から、全身に伝わっていく流動感・・・。名付けて波の歩行。決められた振りを通した練習とは対極的な、「動きの発生」を見つめていく練習です。
この練習、大きな動きではないのに、だんだんと熱が伝わってきます。ヴァイヴレーションという言葉がぴったり。動いている皆さんの顔がいつのまにか、すごくニュートラルな、アルカイックスマイルのような表情に。そこをツ~と伝うひとすじの汗のなんともさわやかなこと!
「行う」ダンスというよりは「成る」ダンスというべきか、音楽でいうと「sotto voce」ささやくように歌う歌い方。そんな方向もこれから同時進行かな、と思っています。
腰を決めてスッと立つ。天地を結ぶ一本の垂線となった自分を瞑想。音楽がそっと始まるなかを、その垂線をソッと運ぶ。深い呼吸音と自らのかすかな足音を、音楽のまにまに聴き取るように、耳を澄まし、余分な力をどんどん抜いていく。余分なイメージも、こ~したい、あ~したい、というコトも、出来る出来ないと言うコトも。抜いて抜いて、音の河を渡るように足を運ぶ。微妙に波打ち始める背骨から、全身に伝わっていく流動感・・・。名付けて波の歩行。決められた振りを通した練習とは対極的な、「動きの発生」を見つめていく練習です。
この練習、大きな動きではないのに、だんだんと熱が伝わってきます。ヴァイヴレーションという言葉がぴったり。動いている皆さんの顔がいつのまにか、すごくニュートラルな、アルカイックスマイルのような表情に。そこをツ~と伝うひとすじの汗のなんともさわやかなこと!
「行う」ダンスというよりは「成る」ダンスというべきか、音楽でいうと「sotto voce」ささやくように歌う歌い方。そんな方向もこれから同時進行かな、と思っています。