「証拠をお見せいただきたい」
と公開恫喝ともとれる啖呵を切った理事長の会見を見て以来、私の宝塚愛は粉々に砕けました。

その後の、結局組内のパワハラを認めた3月の阪急HD記者会見も、冷え切った心持ちで見ました。
謝罪会見実施は、当該組公演再開へ舵を切るには、避けて通れないパフォーマンスでしかなかったからです。

パワハラなどをした上級生やスタッフは、文書でご遺族に謝罪をしたそうです。
文書で。
塀の中にいて直接行けないならともかく、劇団のお稽古には普通に参加しているのに、ご遺族のもとに謝罪には赴かず、文書で。
ちなみに、謝罪会見当時は、ヘアアイロンでの傷害を行った人その他複数名は、文書での謝罪もまだだとのことでした。
4月現在はきちんと謝罪したのでしょうね。知らんけど。

そして案の定、問題の組の公演再開。
誰も処分されなかった。

きっとトップスターもファンも涙涙で公演は催行するのでしょう。
 
ただ、あなたも、あなたも、あなたも、あなたも、重い十字架はずっと背中にある。
それを忘れてほしくない。
なんの夢を見せてくれるというのか。

私の大切なお嬢さんが、タカラジェンヌを目指し日々レッスンに励んでいます。
複雑な思いです。
でも、一途な思い、15〜18歳のたった4回しか受験できない、そのために全てを賭けている彼女を見ていると、少なくとも家族ではない私からはかける言葉がありません。
ただただ、二度とあのような事件がないように。大切な彼女が理不尽な目に合わないように。心から祈っています。