ワンダー 君は太陽 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ワンダー 君は太陽

59点

『ルーム』で脚光を浴びた天才子役ジェイコブ・トレンブレイ主演作品。
病気で顔が醜く変形している少年が、小学5年で初めて学校に通う展開。案の定クラスではいじめに遭うも、困難を乗り越えていくありがちな話。
トリーチャーコリンズ症候群、という病気で検索するとかなりグロ映像が出てくるが、この映画ではそれほどひどい描写ではなく、リアルさはあまり伝わってこない。逆に言えばそこはとっつきやすい、抵抗なく誰でも見れるところではある。
障害者を美化した作品は多々あるけど、最終的に回りに助けられる場合が多く、そういう意味じゃ健常者の挫折のほうも孤独なんじゃないかと思ったりも。大した理由もなくいじめられるケースあるからなぁ。
いかにも実話っぽいが全てフィクション・作り話。全編いちいちスターウォーズに例えた部分も単に作者の好みだったの?と思うとちと興ざめ。
ところで主役のジェイコブくん、今後大人になる上で酒や薬におぼれないといいけど(笑)


監督:スティーブン・チョボスキー
出演:ジェイコブ・トレンブレイ、ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン、マンディ・パティンキン
2017年  113分
原題:Wonder