シェイプ・オブ・ウォーター | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

シェイプ・オブ・ウォーター

80点

2018年アカデミー賞で作品賞など4部門を受賞した映画。
舞台は1962年のアメリカ。研究センターで清掃員をしている女性が、捕獲された半漁人と交流する話。
主人公女性は口がきけない設定。他の登場人物も黒人や同性愛者と、マイノリティ(社会的少数)がひとつのテーマになっている。
一見してどこかで見たファンタジーのイメージ。ただエロ・グロが多少バラ撒かれており、全体像はリアルで泥臭い印象。
コミカルな部分も兼ね合わせているものの、爽やかさは薄く賛否も別れそうな感じ。引っ張ったわりにラストも実にあっさり終わる。メッセージを投げかけたわりに意外と淡白。見た直後の感動という点はちと薄い。
アイデアは斬新なので、アカデミー賞映画と期待せず見ればまぁ楽しめる。

 

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、ダグ・ジョーンズ
2017年  123分
原題:The Shape of Water