スパイダーマン:ホームカミング | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

スパイダーマン:ホームカミング

67点

スパイダーマン3度目のハリウッド映画化。
ただ今回はあくまでアベンジャーズの一環。時系列だと『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後から始まっており、主人公ピーター・パーカーは既にスパイダーマンになっている。つまり物語は一から始まっておらず、スパイダーマンの成り立ちやアベンジャーズの構成を少しは理解しておく必要がある。
まぁでもストーリーはそんなに複雑じゃなく、ようはアベンジャーズに若きスパイダーマンを引き入れるかどうか、みたいな展開。
アベンジャーズからはアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrがガッツリ出てくるほか、過去のエピソードもいくつか語られてるので、マニアはおそらく楽しめる内容。けど突然ここからスパイダーマンを楽しみたい人には思い切り向いてない。
ビジュアル的にも、例えばスパイダーマンスーツがやけに蛍光っぽい赤だったり、メイおばさんがやたらと若返っていたり、初見の人はとにかく戸惑う演出がちらほら。
親友のおデブくんがいい味出している反面、ヒロインが黒人系だったり、MJが相変わらずブサイクだったり(笑)突っ込みどころ満載でコミカルな部分が多いのも賛否別れるかな。映像的な迫力は言うことなしのクオリティでそこは満足できるはず。

 

監督:ジョン・ワッツ

出演:トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファヴロー、ゼンデイヤ、ロバート・ダウニー・Jr
2017年  133分
原題:SPIDER-MAN:HOMECOMING