「アイシテル」というドラマを見て感じることを少々。

殺人を犯してしまった息子と母親とその夫との関係を見ていて、母親の思いが夫と息子と相当なギャップがある、と感じました。

母親は、完璧なまでに主婦を行い、息子にとって良かれとの思いで、少々小言を言っていた、そんな平凡な日常。

夫婦仲は決して良くない中、妻は夫に息子の気持ちを確かめてもらう為に、休みの日にキャッチボールをしてもらう。

息子は、基本的にはダンマリ。

客観的に見れば、何を考え、どういう意志を持っているのか、が分からないという少年。

母親は、息子のためを思い、仕事も辞め、専業主婦をやってきたのだが・・・


母親が掛けていたボタンが少しずつズレてしまい、最終的に掛け違いの大きさがマックスになったところで、息子の暴走の導火線に火がついたのではないか、と思います。

このドラマでは、母親に焦点が当たっているように感じますが、ボタンの掛け違いは、男女を問わずあるものだと思うので、誰にでも起きることだと思います。

良かれと思った行為、良かれと思った言動というのは、実は、相手にとってストレスだったり、プレッシャーだったりするので、怖い側面があります。

相手に仮に指摘されても、自分の中で良かれと思っている価値観というものは崩しがたく、どうしてもその価値観に従って生活をしてしまうものなのです。

なかなか、相手の立場に立って、自分の言動を検証する、という時間は設けることは難しく、最悪の事態に直面して初めて気づく場合もある、と考えます。

良かれ、というのは、つまり思い込みですが、この思い込みというのは、少なからず、子供時代に作られることが多いので、こういった思い込みが強い人は、その子供時代に遡って、セラピーを受けないことには、容易にはクリアできないと思います。

自分の価値観が必ずしも正しいとは限らない、というスタンスを持たないと、思わぬ落とし穴に陥る可能性があるので、注意が必要です。



【癒し・ヒーリング】


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