昨日も、日本メンタルヘルス協会にて衛藤先生のお話を聴いてきました。

そのお話の中で、

「解決者ではなく援助者」

という言葉がありましたが、これは、カウンセラーとしての心構えだそうです。

「どこまでいっても相手の問題と思う、というスタンス」

これが、とても大事とも言われていました。


相談なんかに乗っていて、ついつい問題解決に走ってしまいがちですが、実は、問題を解決するのは相手であって、自分ではない、ということなのです。

相談に乗るということは、つまり、援助の行為ということであって、決して解決の行為の領域には踏み込めないということなのです。

相手の相談内容を聴いてあげて、相手の気持ちの整理をしてあげ、安心を与え、その中で、相手自らが答えを見つけていく、気づいていく、これが大切だということですね。


衛藤先生がカウンセリングルームに入る時、

「僕には、解決できない」

という自信を持って臨む、と言っておられました。

これはある意味、驚きですが、しかし名言だと思います。

相手の立場を尊重し、相手の問題を解決するという機会を奪うことなく、相手に寄り添うことだけを念頭に置いて接していく、このスタンスが大切だということを述べられているのだと思います。

相手は、その問題に直面して、それを解決するプロセスにおいて成長するチャンスを得ているわけですから、それを横から横取りするような形で問題を解決してしまうことは、相手の為にはならない、ということですね。



【癒し・ヒーリング】


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