人間の脳というのは、どういったものなのでしょうか?

科学万能社会という風潮にあって、人間の脳というのは、自然を凌駕する勢いにあるように錯覚してしまうのですが、個人的には、それほど凄いものであるとは考えておりません。

なぜ、そう考えるのか、ですが、我々人間のレベルで解明できている科学現象は、ごくごく僅かであって、分からない領域の方が遙かに多いと思うからです。

科学現象を観察し、そして再現実験を行い、その結果から理論や数式を構築していく作業。

様々なアプローチがあるものの、恐らくこういったプロセスを経て、科学というものの歴史が積み上げられてきたものと推察します。

ところが、科学に精通しない人にとっては、人の脳というものは、様々なものを生み出し、様々な恩恵を人類にもたらすという一面があるので、偉大だ、と捉えてしまう傾向にあるように感じます。

こういう捉え方をしてしまうと、人間に対する認識が過剰になってしまい、様々な過剰な期待を載せる羽目になると考えられます。

「あれも、できる!」「これも、できる!」「やらなければならない!」「出来てしかるべき!」

自分に対して、他人に対して、そして社会に対しても、過剰に期待し、過剰に強要することで、いつのまにか、住みづらい世の中に変貌してしまっているように思えます。

「人間の脳なんて、そもそも大したことはない、そこそこでいいよね。」

というスタンスにあれば、もっと気楽に人生を歩めると思いますが、いかがでしょうか?



【癒し・ヒーリング】


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