震災から1週間ほどたったある日のことです。
区役所の方が、うちが避難所になっていたので状況を見に来てくださった時のこと
「どうぞ」
って、何気なく一杯の温かいコーヒーを出した時のことです。
「温かいコーヒーなんて1週間ぶりです」
って、泣きながら飲んでらしたのが今でも忘れられません。
何度も「ありがとうございます」って言いながら・・・・
話を聞くと、
その方は、地震の後ずっと徹夜で 棺桶 を作っていたとのことでした。
当然、役所の方なので、素人ですし入所した時にまさか自分がそんな事をするなんて・・・・
考えもしなかっただろうと思います。
しかも、作るものが 棺桶 なんて、なんて悲しくてやるせなかったことでしょう・・・・・
あの時は、私達も含め みんな自分のことで手いっぱいで、
他のことに目を配る余裕などなかったですが・・・・
それぞれの方に、それぞれのストーリーがあったことと思います。
それぞれの方にとって違った阪神淡路大震災への思いがあることと思います。
東京のメディアの方が来て、重たい水を運んでいる年配の方に
手伝おうともせずに
「おもいですか?」
とか、マイク片手に間の抜けた質問をしてることが
どれだけ能天気に見えたことか・・・・