皆さん、こんにちは

 

お元気ですか?

 

私はラスベガスに住んでいます。

 

夏が始まり、子供たちの夏休みが始まりました。

 

華氏100度を越える毎日が3か月続きます。

 

これで、クーラーを毎日一日中つけていたら、電気代だけで5万円から6万円です。

 

因みに、華氏100度は、摂氏37.8度です。

 

過ごしやすいのは、朝方の4時から6時くらいの2時間だけです。

 

その上に、子供3人を遊ばせないといけないから妻と協力して何とか過ごしています。

 

夏のラスベガスは、昼間に出かける人が少なくなります。

 

ザ・ストリップ通りも人が少ないです。

 

滅茶苦茶熱いですからね。

 

週末のコンサートくらいが、街を賑やかにさせます。

 

皆さん、Dead & Companyって知っていますか?

 

今、Sphereで毎週末コンサートをしています。

 

 

本当に人気なんですね。

 

私は音楽が好きですが、このバンドは全く知りませんでした。

 

ですので、まったく興味がなかったのですが、ある人と話して調べるきっかけになりました。

 

このバンドは、Greatful Deadというサイケデリックの音楽バンドのリニューアルヴァージョンなんですね。

 

 

 

60年代から始まったバンドのようです。

 

このコンサートの来る人々は、皆タイダイのシャツを着ています。

 

イメージとしては、ヒッピームーブメントの象徴です。

 

度々、このヒッピームーブメントについて言及してきていますが、私にはまだ理解が不可能です。

 

これはアメリカ独特文化というか、アメリカ、イギリス特有の文化なのでしょうね。

 

この文化が、アメリカを敬虔なキリスト教徒から、アナーキーなナンチャッテキリスト教徒に変えてしまったのかもしれません。

 

こんな記事がありました。

 

 

なぜ、ブルーススプリングスティーンの描くアメリが実現しないのか?

 

私が子供の頃、アメリカってすごいパワーがあるなぁと印象付けさせられたのがこのブルーススプリングスティーンの「ボーン イン ザ USA]という曲でした。

 

まだ、子供の頃で英語もよく分からなかったのですが、「俺はアメリカに生まれたんだ!!」という歌詞を何度も何度も繰り返していました。

 

日本の唄で、「俺は日本に生まれたんだ!」という歌詞を繰り返す曲は、全く聞いたことが今までありません。

 

この曲との出会いが、アメリカのパワーを感じさせるキッカケになったのかもしれません。

 

少したって、このビデオテープを購入してしまいました。

 

それくらい衝撃を受けました。

 

これは84年から85年にかけての音楽です。

 

ベトナム戦争の唄なども含まれています。

 

ベトナム戦争は、アメリカの負の歴史の一つで、長い戦争でした。

 

1955年から1975年です。

 

時系列でみてみましょう。

 

1946年から1964年が、ベービーブーマーの世代です。

 

現在のGEN Z世代のような世代で、現在のアメリカの最も人口が増えた世代です。

 

彼らは現在60代後半です。

 

ブルーススプリングスティーンは、このベービーブーマー世代で、1949年生まれの73歳です。

 

そして、1955年から1975年のベトナム戦争です。

 

最初のベービーブーマーが、9歳から29歳の頃がベトナム戦争の時代です。

 

そして、ベトナム戦争が終了し、約10年後にこのアルバムがリリースされました。

 

「アメリカを再建するぞ!」みたいなメッセージもあり、ベトナム戦争の悲惨の出来事のメッセージもあります。

 

ブルーススプリングスティーンは、特別ハンサムでもなく、普通のアメリカ人という感じの人です。

 

 

マイケルジャクソンなどと同世代ですが、特別ダンスがうまいわけでもない普通の人です。

 

ところで、最初に紹介したDead & Company(Greatful Deadが解散後に再結成されたバンド)の流れは、1965年から始まっています。

 

60年代のヒッピー文化の象徴です。

 

アメリカの激しい浮き沈むが目に浮かびます。

 

第二次大戦後に、覇権国家として君臨したアメリカが、ベトナム戦争で精神性や富を失い、1980年代後半には日本に追い越されそうになり、1990年から2000年までにデジタル革命をし、何とか覇権国家の立場にしがみついています。

 

ブルーススプリングスティーンのアメリカを再建しようと、全アメリカ国民が一丸となって頑張ろうとした結果は現在は一丸となれずに分断している結果になっています。

 

この分断における様々な精神的な傷跡は深いものがあります。

 

その象徴と言っていいのか、物差しとなっているのがトランプ前大統領です。

 

最近は、ニューヨークで有罪判決が下りましたが、「次の大統領になってどのように逆襲が始まるのか?」と様々なことを回想してしまいます。

 

 

そして、この記事にはこう書かれています。

 

ブルーススプリングスティーンは、音楽を通して人々を一つにする象徴でしたが、その反対の分断者としての象徴のアクセル・ローズが音楽界のアイコンになりました。

 

 

1990年代にとても有名なったGun N' Rosesという音楽バンドがあります。

 

このバンドも衝撃的でした。

 

彼らのアルバムのタイトルが「アペタイト フォー デストラクション」です。

 

 

衝撃なタイトルです。

 

アペタイトは、食欲や欲です。

 

デストラクションは、破壊です。

 

全く、正反対のメッセージです。

 

しかし、音楽のリズムはすごく私たちの心を鷲掴みにしました。

 

音楽ってパワーがあります。

 

メッセージは真逆なのですが…

 

音楽と文化、精神性の歴史から見るアメリカです。

 

これを見るとどう考えても第二次大戦後から、アメリカの方向性が二分されていったことが見え隠れします。

 

そして、平家物語を思い出します。

 

 

「驕れるもの久しからず」、「成者必衰」の意味を省みます。

 

良い方向へ行くのか、悪い方向へ行くのか?

 

現在のGenZは、なかなか扱いづらい世代です。

 

私の子供は、このGENZ世代の次の世代です。

 

日々、これらのことを考えています。

 

アメリカの音楽から見る精神性の歴史でした。 

 

トランプが当選したら、さらに分断するのか?

 

それとも、ブルーススプリングスティーンのように国民を一つにさせられるか?