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 果たしてスティーブ・ジョブズはエジソンに比肩する人物なのだろうか?

 「日本はわが国に死んで流れ着いた魚のようなものだ。すでに発明されたものを手にして、 完全に分かるまで研究する。発明者本人よりもよく分かってしまう場合もある。そうした理解の中から、彼らはもっと洗練された第二世代の製品を再発明する。その戦術が功を奏するのは、ステレオ産業とか自動車といった、あまり変化しないものの場合だけだ。標的がものすごいスピードで変わっていくものの場合には、彼らには難しい。パーソナル・コンピュータとは何なのかの定義がくるくると変わり続ける限り、彼らは非常に苦労するだろうと思うね。」(スティーブ・ジョブズ パーソナル・コンピュータを創った男・下より)

 自らを発明者と名乗ったスティーブ・ジョブズであるが、そのキャリアの大半でやってきたことは、アイデアを商品化し世界市場で売ることであった。ジョブズは「現代のエジソン」と呼ばれてきた。この見方はあながち間違いではないだろう。(他人のアイデアを盗用したエジソンと同じく)ジョブズの類まれなる才能とは、独自に発明したものではなく、既存のアイデアを応用して一般大衆に受ける製品を作ることだ。一般にはエジソンが白熱電球の発明者であるという説が広まっているが、白熱電球を発明したのはジョセフ・スワンである。エジソンはフィラメントに京都の竹を使った功績だけを主張。竹は後にタングステンに取って代わられる。エジソンは「電球の発明者」ではなく、電球を改良して「電灯の事業化に成功した人」と言うべきだろう。この点においてジョブズはエジソンと比肩される。実際パソコンに必要なさまざまな技術やパーツを最初に開発したのはアップルではない。ゼロックスPARC社だ。だがアップルはそうした技術やパーツを組み立て、スタイリッシュなデザインに仕上げ、一般ユーザーでも使いこなせる手頃な価格のパソコンを作った。MP3プレーヤーを開発したのもアップルではなく、オーディオ・ハイウェイ社だ。だが圧倒的な市場シェアを誇るのは、これまでに3億台以上を売ったiPodだ。

 スティーブ・ジョブズはアップルに関して「素晴らしいアイディアを盗むことに、我々は恥を感じてはこなかった」と発言しているし、マッキントシュの開発中、プロジェクトのメンバーを鼓舞するために.「海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい」とも言っている。

 「もしかしたらエジソンは、マルクスとニーム・カロリ・ババを合わせたよりも、世の中に貢献したんじゃないか。」(スティーブ・ジョブズ)

 ※カール・マルクスはドイツの共産主義運動・労働運動の理論的指導者、経済学者、哲学者。ニーム・カロリ・ババはインドのヨガ行者でヒンドゥー教の聖人と呼ばれる。


 エジソンは配電システムを構築し、電球をはじめトースターや電気アイロンなどの家電を発明し、発電から送電まで電力の事業化に成功した。このために広く家庭に電気が普及したのである。

 ある人が、エジソンに「あなたの生涯の最大の発明はなんですか?」と質問した。するとエジソンは言った。「私の生涯の最大の発見は、神の子イエス・キリストが私の救い主であり、私のすべての罪を洗い清めてくださったことです。」

 名答だ。そのほかにもエジソンはこんな言葉も残している。

 「光、暖かさ、健康、力はすでにもう存在しているのですから、スイッチを入れさえすればよいのです。電線そのものは別に何でもありません。絶縁された二、三本の銅線にすぎないのです。しかし、その線の中をプラスとマイナス二つの電流が流れると、すべてが変わってきます。暗黒は失せ、冷気はなくなり、仕事もたやすくできるようになります。聖書は単なる本にすぎませんが、神の御霊によって霊感されている聖書の各ページを、神の義と愛とが、プラス・マイナス二つの電流のように流れ、キリストの十字架で合流しています。聖書だけが、私たちに救い主を示してくれます。そのことによって聖書は、私たちの全生涯を造り変えることができる力の泉となるのです。あなたは誘惑にあい、疑惑と敗北と弱さに満ちたご自分の生活に倦み疲れてはいませんか。また、不安や心配にあきあきしてはいませんか。スイッチを入れなさい。聖書を読みなさい。」(トーマス・エジソン)

 「あなたがテレビのスイッチをオンにするのはあなたが自分の脳のスイッチをオフにしたいからだと思います。それに対してコンピュータで仕事をするのは、脳のスイッチをオンにしたいときではないでしょうか。」(スティーブ・ジョブズ)

 イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」(ヨハネ8:12)

 信仰のスイッチを入れれば、イエスはあなたの光となられ、あなたの暗闇を照らされる。

 エジソンもジョブズも世界を変えた偉人であることは確かだ。しかし彼らの功績などイエスのなされたことに比べるなら無に等しい。

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 『スティーブ・ジョブズの再臨―世界を求めた男の失脚、挫折、そして復活』という本がある。スティーブ・ジョブズをイエス・キリストと重ねて書いたものである。以下に本書の説明を紹介する。

Amazon.co.jpによる本書の説明

「1992年12月 すべてが地獄へと向かっていた。彼の信奉者は彼を見限り…」で始まる本書は、かつてアップルコンピュータの創業者として巨人IBMに立ち向かい、そして1985年に同社を追われたスティーブ・ジョブズの物語である。スティーブ・ジョブズは、1997年の夏にアップルの暫定CEOとして復活し、1999年の末には同社の株価を1株13ドルから118ドルにまで押し上げ、20億ドルに満たなかった市場価値を200億ドル近くへ膨れ上がらせた。

バニティフェア誌に寄稿する敏腕編集者である著者のアラン・デウッチマンは、ジョブズが失脚してから復活するまでの軌跡を、総勢100人近くにインタビューして浮き彫りにした。100人というのはかつてジョブズといっしょに働いた人たちが中心だ。彼らの口を通してスティーブ・ジョブズがどんな人物なのかがかなり詳しく書かれている。しかし、それでもなおスティーブ・ジョブズという人物像を正確に描写したとはいえない。それは、巻末あたりのこんな表現からもわかる。
スティーブは大いなる謎である。スティーブの会社と密接な仕事をしたことのあるハリウッドの重役は、スティーブを映画「市民ケーン」の不幸な主人公を引き合いに出して、こう言った。「彼にローズバド(バラの蕾)という名のソリがあることを願うよ」(映画のなかでは、大資産家となりながらも心中孤独だったケーンの唯一の心のよりどころが、幼いころに親からプレゼントされたローズバドというソリだった)。

しかし、それでもスティーブ・ジョブズはシリコンバレーのエッセンスであり、その良いところも悪いところも、すべてを内包した男であると、著者は断定する。しかも、彼はどん底にいるときは謙虚にふるまい、頂点にいるときは恐ろしいまでに暴君となる。同じ人間から愛されもするし嫌われもするとも。

本書は、若くして億万長者になり、アップルから追放されて没落し、さらにまたCEOとして劇的に復活した男のわずか7年間の軌跡だが、稀代のアントレプレナーであるスティーブ・ジョブズの不屈の闘志とその人間的魅力に満ちている。コンピュータ業界で働く人だけでなく、不況に苦しめられている経営者や自信を失っている中高年者にもお勧めしたい。


日経ビジネスによる同書の説明

スティーブ・ジョブズの再臨

 米マイクロソフトを率いるビル・ゲイツ氏のサクセスストーリーは、今やIT(情報技術)業界の伝説である。しかし、それにも増して劇的で謎めいた“伝説”の主人公がいる。米アップルコンピュータを世に送り出した天才、その会社を追い出された敗者、そして一時は存亡の危機に瀕した同社を再び常勝軍団に作り変えた救世主、スティーブ・ジョブズ氏その人である。

 本書は米国のITジャーナリストが、ジョブズ氏の半生と転機となった様々な出来事を当事者らのインタビューなどから描き出そうと試みたもの。天才にのみ宿るセンスとカリスマ性に敬意を表しながらも、その気まぐれで自分本位な性格やそれゆえに失ったものを客観的な視点で綴っていく。

 アップルを追われた彼が復活ののろしを上げたのは、同分野のネクスト・コンピューターの創業ではなく、全くの異分野であるショービジネスへの投資だった。CG(コンピューターグラフィックス)を駆使したアニメーション映画を製作するピクサー・アニメーション・スタジオは世界的ヒット作を連発。彼がコンピューター分野の“一発屋”ではないことを証明してみせた。このほか「iPod」の大ヒットなど様々な転機を舞台裏から取材しつつ、カリスマ経営者の実像に迫る。 (日経ビジネス 2005/12/12)


 スティーブ・ジョブズがイエス・キリストに比肩し得る人物だと思うのは、一重にその人がイエス・キリストのことを全く知らないからだ。

 「イエスはこれまで生きていた最大の宗教的天才です。彼の美しさは永遠であり、彼の支配は決して絶えることがないであろう。イエスはあらゆる点において独特であり、いかなるものも彼と比較することはできない。すべての歴史は、キリスト抜きに理解することができない。」(エルトン・ルナン)

「MGF牧仕のキリストバカ一代」補完ブログ-111013zc  歴史上、世界で最も影響を与えた人物は誰か? それはイエス・キリストである。このことは多くの思想家や歴史家の一致したところである。イエス・キリストは歴史の流れを変えた。あなたがとっている朝刊の日付でさえ、イエス・キリストがおよそ2000年前にこの地上に生きていたことを証明している。『B.C. (Before Christ) 』は『キリスト前( 紀元前)』を、そして『A.D. (Anno Domoni) 』は『主の年(紀元後) 』をそれぞれ意味する。

 AD32年にイエス・キリストが地上での宣教を終えられた時,追随者たちは少なくとも120名ほどの男女であった(使徒 1:15)。今日では,20億を超える人々がクリスチャンであるととなえている。イエスを預言者とみなしている人(イスラム・ユダヤ教等)はさらに何億人もいる。イエスの教えは,確かに人類に並外れた影響を与えてきた。彼ほど、戦わずして、武力行為なしで、多くの人々の人生に大きな影響を与え、今も与え続けている歴史上の人物はいない。これが約2000年も前の人なのだ!

 イエス・キリストの名前を聞いたことのない人は、ほとんどないだろう。約2000年も前の人であるのに、今も全世界で、クリスマスに彼の誕生日が祝されている。彼の誕生が歴史を二分した。

 彼は、自分の主張をその世界の歴史に与えた影響によって証明した。史上キリストほど大きな影響を歴史に残した人はいない。個人生活、家庭、社会、医療、福祉、産業、経済、芸術、文化、政治体制にキリストが与えた影響は、他のいかなる人物(人物たち)の影響も比較の対象にならないほど巨大なもの。もしイエス・キリストが自称通りに神でなかったとしたら、彼は冒涜者か詐欺師か狂人だったことになる。しかし歴史に残した彼の影響が狂人のものでも冒涜者のものでも詐欺師のものでもなかったことは歴然としている。ならば確かに彼は主張通り神の子であったに違いない。

 タイム誌は、歴史上の人物を扱った本の中ではイエスについて書いたものが一番多い、と書いた。『タイム』・『ニューズウイーク』というアメリカの2大誌のコラムニストのレイノルズ・プライスは、タイム誌(1999年12月号)で「ナザレのイエス」について記し、「イエスほど代々にわたって影響を及ぼした人はいない。この点で、どんな人の人生もイエスの人生の足元にも及ばない」と論じた。また「ただ一人最も力を獲得した人物が――ここ二千年においてだけでなく、これまでの人類の歴史において――ナザレのイエスだった、ということを否定することは、相当特別な考えを必要とする」と綴っている。

 ヒンズー教の指導者マハトマ・ガンジーは「イエス以上に人類に貢献した人をわたしは知らない。実際,キリスト教には何も悪いところがない」と率直に認めている。しかし、ガンジーはこう付け加えています。「問題はあなた方クリスチャンにある。あなた方は自分たちの教えに従っているとは到底言えない」と。

 ユダヤ教のラビのハイマン・エネロウは、「人類の宗教史においてイエスは最も人気があり、最も研究され、最も影響力のある人物となった」と書き、さらにこう述べている。「イエスが人類にどれほどの影響を与えてきたか、正確に割り出せる人などいるだろうか。イエスが呼び起こした愛、与えた慰め、生じさせた善、かき立てた希望や喜び―そのすべては人類史において無類のものである。これまでに生存した偉大かつ高潔な人々の中で、だれ一人として普遍的な魅力や影響力の面でイエスの足元にも及ばない。イエスは歴史上最も興味をそそる人物となった。」

 聖書翻訳者エドガー・グッドスピードはこう書いている。「福音書が伝えている、イエスが個人的に、また公に話した事柄すべては、イエスなら2時間もあれば語ることができただろう。・・・しかし、そのわずかな教えが非常に人を鼓舞し、心を動かし、身にしみるため、これほど世界に影響を与えた人物はほかにいないと言っても過言ではない。」

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 歴史家ケネス・スコット・ラトゥレットはこう言っている。「何世紀もが経過し、証拠が積み重ねられるにしたがって、歴史に対する影響ということで測るなら、イエスこそこれまで地球上に生存したすべての人の中で、最も影響力に富んだ人物である。彼の影響力は、ますます増大しているように思われる。」また「人類史上に結んだ実から判断すると、あの短い生涯は、この星にかつてない影響力を与えた。その影響は時代が経過するにつれ、弱まるどころか、さらに大きくなってきている。キリストを通して何百万人もの人が個人的に変えられ、その生涯を模範とした道を歩み始めた。イエスの誕生、生涯、死、復活は、人類史上最も大切な出来事だったと言わざるを得ない。その影響力から判断すると、イエスは人類の物語の中心人物である」と結論付けている。

 唯物論者、ダーウィニズムの信奉者であり、SF小説の父でもあり、有名な歴史家であるH・G・ウェルズは、歴史上、だれが最も永続的な印象を残したかと聞かれ、こう答えた。「イエスこそ、この試験によって、第一のものとされる」。

 歴史家フィリップ・シャフは、イエスが後の世界の歴史と文化に与えた圧倒的な影響を次のように記述した。「イエスはお金や武器なしでアレキサンダー、シーザー、マホメット、ナポレオンより非常に多くの人々を征服した。イエスは科学を用いることなく、全ての哲学者、学者を合わせたよりも、人に関すること、神に関することの理解を明らかにした。イエスは学校教育を受けることなしに、いまだかつてないように生き方について話し、雄弁家や詩人らが与えたよりも大きな影響を及ぼした。イエスは一言も記述することなしに、これまでの全ての偉人を集めても、彼らより多くの人々に筆を取らせ、彼らより多くの説教、演説、討論、学識に富んだ本、芸術作品、賛美歌に題材を与えてきた。」


 スティーブ・ジョブズは哲学者ソクラテスに敬意を表してこう言っている。「私は持っているテクノロジーをすべて引き替えにしても、ソクラテスとの午後のひとときを選ぶね。」

 しかしイエスと比べるとこうなる。「もし、ソクラテスが部屋にはいって来たら、私たちは、みな立ち上がって、彼に敬意を表するであろう。しかし、もし、イエス・キリストが部屋にはいって来たなら、私たちはひれ伏して、彼を拝するであろう。」(国際ナビゲーター)

 偉大な哲人であるソクラテスもプラトンもアリストテレスも死に対する疑問だけを残したまま死んだ。一般に世界の四大聖人と呼ばれる釈迦、孔子、ソクラテス、イエス・キリスト。この中でただ1人イエスだけは、人類の最後の敵である死を征服された。この比類なきイエス・キリストは、「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです」(ヨハネ11:25)と語られた。復活の事実は、イエス・キリストが人となられた、まことの神であることの証明である。

 尚、スティーブ・ジョブズについてもっと詳しく知りたければ「スティーブ・ジョブズのすべて」という英文サイトに見事にまとめられている。

http://allaboutstevejobs.com/being/being.html

 海外のマスコミは、スティーブ・ジョブズの死に「世界は偉大なアイコンを失った」などとと報じたが、あながち間違いとは言えないだろう。

アイコン【icon】

1 コンピューターで、ファイルの内容やプログラムの機能などを絵文字にしてディスプレー上に表示したもの。

2 偶像。あこがれや崇拝の的となるもの。イコン。「ファッション―」「時代の―となる」

 確かに彼は世界最初の本格的パソコン、マッキントッシュを世に出したアップル社のアイコンであり、世界中の熱狂的なMacファンの偶像であった。

 8月にジョブズ氏が最高経営責任者(CEO)を辞した際、「途方に暮れる“アップル教”の信者たち」と題した記事を米紙ウォールストリート・ジャーナルが伝えた。

 しかし、あなたは偶像ではなく、本物の神であるイエス・キリストについてもっと知るべきだ。

 マラナサ・グレイス・フェローシップのホームページの『イエス・キリストを知る/聖書について知る』をクリックしてみてほしい。キリスト教の知識が全くなくてもある程度イエス・キリストについて知ることができるだろう。

http://www.mgf-jc.com/iesu---kirisuto-wo-shiru--seisho-nitsuite-shiru--to-know-jesus-christ-to-know-about-the-bible

 あなたには「アップル・フリーク」ではなく、是非「ジーザス・フリーク」になってもらいたい。

 ※スティーブ・ジョブズがヒッピーだった時代、イエス・キリストを信じて劇的な変えられた元ヒッピーの熱狂的なキリスト信者のことを人々は「ジーザス・フリーク」と呼んだ。



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