アメーバのビル、渋谷で見つけました♪
こ、これは通っただけです！
歌舞伎町☆東京来たら行ってしまう♪
サラリーマンの聖地、新橋♪
呑気に東京を回っていた僕だが、実は、とても悲しい出来事が起きていた。
金曜夕方４時。東京に着いて４時間。ブサイクな嫁から着信が。
『キセキ(子供)、足の指の骨、折れてん！』
それを聞いて僕はすごいショックで、今から帰るわ、と告げた。
僕に骨折の経験はなく、家族でも骨折した人はいなかった。
すると、嫁は、
『キセキが、パパせっかくやし旅行しといて、キセキは大丈夫やし♪て言うてるで！』
僕『ほんまに？』
すると子供が電話を代わって、
『大丈夫やで♪お医者さんも行ったし泊まってきてパパぁ☆』
僕は、嫁にも、『帰ってきてもすることないから、東京で遊んで来て。』と言われた。
こんな写真も送ってくれた。
気になったが、僕は予定通り、月曜まで居ようと思った。
一軒目で飲んでいたが、何か落ち着かず、人恋しくなり、埼玉は越谷の友人の店『若松』へ向かった。
飲んで飲んで、美味しいもんを食べて、酔って浅草のホテルに帰った。
土曜の朝、５時に目覚めた。落ち着かず、５時半にチェックアウトし、仲見世をこの時間に抜けて歩き出した。
嫁に電話したら、子供はまだ寝ているからと言われ、今から色々と東京を回ってみようと思った。
色々回ってはいたが、やっぱり気になる。このまま回っていても、心が定まらない。
帰ろう、と決め、ホテルもキャンセルし、新幹線に飛び乗った。
着いてすぐ、子供の顔を見たら、目頭か熱くなった。大丈夫か？大丈夫か？と言いながら、頭を何度も撫でた。
子供から離れた所で、嫁は言った。
本当は医者でも、家でも、子供は号泣していたと。野球が出来ない、と何度も号泣していたと。
僕に送ってくれた写真の時は、笑顔を作ってくれていたが、その前後でも、
野球が……野球が遅れる……と言って泣き崩れていたと。
僕はそれを聞いて、泣かずにはいられなかった。嫁はそれを伝えたら、僕がすぐ帰ってきたやろうし、伝えなかったと。
僕は子供に、がんばれば３週間あったら治るよ、と慰め、グローブを手にはめながらボールを触るだけの子供を励ました。
今日、日曜も野球『嵐山ガッツボーイズ』の練習はあったが、もちろん、お休み。
キセキが、またグローブを持って座っているので、部屋の中で座りながら、一緒にキャッチボールをした。
夕方、キセキは我満出来なくなったのか、隣の部屋まで足を引きずって行き、何かをしていた。
ビュンビュンと音が鳴っていたので見に行くと、痛々しい姿に無理をして、素振りをしていた。
僕は少し覗いたが、涙が出てきて、あとは見ていられなかった。
野球バカ健在です☆
キセキ、早く治して、また野球やろうね♪
パパは何でも協力するよ☆
神様、お願いです。１日でも早く、子供のケガが治りますように☆
皆様、今日も良い日に♪
どうかケガなど、ありませんように☆
嵐山あおや