『初恋の智子ちゃん』~田原小学校~ | 優勝

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天然と言われますが、人生楽しく、ちょっとアホでいい♪

昔、週刊SPA!てコラムを連載していましたー☆

とぼけたブログですが、よろしくお願いします♪


僕が小学校1年の時だ。
智子ちゃんという子に恋をした。


もちろん、初めての恋だ。
村下孝蔵みたいに言うと、初恋だ。



さて、僕は恋の仕方なんて分からないから、休み時間になると、智子ちゃんの机にしがみついていた。


今から思うと、智子ちゃん、イヤだっただろうなぁ。


じゃあ、ここで問題です!
智子ちゃんがイヤだったと思う人、手をあーげてっ♪



さてさて、智子ちゃんの机にしがみつきながら、話した会話を思いだす。



僕『僕、死んだら怖いねけど、智子ちゃんも怖い?』


智子『私は自分が怖いより、お父さん、お母さんが死なはるのが怖い。』


心優しい子だ。
けど、僕も小学校1年で、なぜこんな話題を好きな子に放り込んだのか。


智子ちゃん、さぞかし虫酸が走っただろうな。


また別の時。


僕『智子ちゃんは、なんで智子ちゃんて言う、かわいい名前になったん?』


智子『お父さんが、小川知子が好きで、それで私、智子になったんやて。』


僕『へえー!あのネズミ小僧の人やな!


智子『ちょっと何言うてるか分からへんけど。』



本当にそうらしい。
ちなみに、智子ちゃんのお父さんは、左官屋だ。


全然関係ない。


また別の日。


僕『智子ちゃん、僕のこと好き?』


智子『ん~嫌いではないけど。


僕『じゃあ好きなん?』


智子『だから嫌いではない。』


僕『じゃあ、なんなん?』


今なら軽くストーカーである。




でも僕の中では、智子ちゃんは今も光輝いていて、少しピンク色の頬っぺの女の子を見ると、


初恋の智子ちゃんを想いだす。





嵐山あおや