「政治家がすべて女性だったら戦争は起こらない」と言われます。本当でしょうか、自民党の議員、高市早苗総務相、稲田朋美防衛大臣、前大臣の有村治子、山谷えり子など皆、最大の右派組織、日本会議のメンバーで、集団的自衛権の推進役を担っています。

「戦争は貧困の最大の敵である」。その通りで現在でも、シリアを始め各地で戦争が行われ、貧困者層を増やしています。戦争を憎み、貧しい者へ救援の手を差し伸べなくてはなりません。

同じ自民党の片山さつきは勿論、戦争法に賛成し、貧困には冷たい方でしょう。お笑いコンビの親族が生活保護費を受給していることについて、自身のブログで批判し、喝采を博そうとしたが逆に正規の申請と認可による受給であったため不正受給と認定されず、違法ではありませんでした。

そしてまた、NHKの貧困を取り上げた番組で女子高校生の生活実態への疑惑が噴出した際、調子に乗って片山さつきが誤った状況判断をした上でNHKに説明を求めるとし、女子高生バッシングに加担しました。貧困家庭の実態を知らずして、また、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するとし、憲法で日本国民は最低限の文化的営み、生活を保証される、と記載されているにも拘らずにです。

因みに彼女は韓国・朝鮮籍の生活保護受給率については、日本人の約5.5倍にあたる14.2%に達しているとして、制度の抜本的見直しが必要としています。冗談でしょう。生活保護費を削るのではなく、生活水準の向上を計ることが先決でしょう。

東京大学法学部を卒業し、大蔵省入省、主要ポストを歴任。そして、国会議員と日の当たる道を歩いて来た輩に貧困は所詮他人事でしょう。

かくいう私は貧乏育ち。今でもドけちで節電、節水、車より自転車愛好、「もったいない」が口癖で、自販機など滅多に利用しない。果物が大好きだが走りは見るだけ、旬を待ち買う。

悪女を挙げたのだから善女も挙げねば辻褄が合わない。私たちと活動を共にしている葭葉さんは屈託のない人柄でスケールの大きな人。農業を営みながら、貧困問題を始め、社会改革に積極的に取り組んでいる。誇らしい仲間です。