「機械の体なんていらないよ!」


いやぁ、
以前も書いた気がするけど、
今さらながら観返すとまた違った良さがあるね。

そうか、キャッチコピーは

“若者は、いま 未来へ旅立つ!”

だったんだな。


ラストシーンを思い返すと
なるほど、このキャッチコピーは実に生きてる。


ネタバレになるが、

旅を終え、
またひとりになった主人公が駅からうつむきながら歩いていく。


( ダメなのか?
  ひとりで生きていけるのか?
 過去に捕らわれて生きていくのか?)


しかし、

ふと顔を上げ、力強く走りはじめる主人公。

その顔にはしっかりとした意志を宿した眼差しと、
旅を終えて成長した逞しさが溢れている。


( ああ、大丈夫だ。
  この子はもう大丈夫だ。)


そのタイミングでゴダイゴのあの曲が流れる。


♪さぁ行くんだ、その顔をあげて
 新しい風に心を洗おう

 古い夢は置いて行くがいい
 再びはじまるドラマのために

 あの人はもう思い出だけど
 君を遠くで見つめている


クセのある作品で好き嫌いはあろうが、
このラストシーンは何度見ても熱くなる。


そう、
若者は、いま 未来へ旅立つ。



(映画「劇場版・銀河鉄道999」より)



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