ホセ・ムヒカ

ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ(西: José Alberto Mujica Cordano, 1935520 - )はウルグアイの政治家。社会主義思想の持ち主。200911月ウルグアイ大統領選挙に当選し、201031日より同国大統領。第40代大統領。

経歴

首都モンテビデオの貧困家庭に生まれる。家畜の世話や花売りなどで家計を助けながらも、1960年代に入って左翼ゲリラ組織ツパマロスに加入、ゲリラ活動に従事する。ツパマロスと治安組織の抗争の激化、労働組合や職人組合の政治経済への反発といった時代のもと数々の襲撃、誘拐にたずさわる中で、ムヒカは6発の銃弾を受け、4度の逮捕(そのうち2回は脱獄)を経験する。1972年に逮捕された際には、軍事政権が終わるまで13年近く収監されており、軍事政権側の人質として扱われていた。他の「人質」としては、のちに上院議員となるエレウテリオ・フェルナンデス・ウイドブロや、ツパマロスの創設者ラウル・センディックなどがいる。

 出所後ゲリラ仲間と左派政治団体を結成する。1995年の下院議員選挙で初当選を果たす。2005年に初の左派政権となるタバレ・バスケス大統領のもとで農牧水産相として初入閣。そして2009年度の大統領選挙戦で、元大統領である国民党公認候補ルイス・アルベルト・ラカジェを決選投票で破り見事勝利した。

政策

ベネズエラのウゴ・チャベス大統領のような反米左派になるのではと懸念があるが大統領選挙戦ではブラジルのルラ前大統領のような中道左派路線を強調している。

人物

愛称はエル・ペペ。妻は元ツパマロスのルシア・トポランスキー上院議員。愛読書はドン・キホーテ。趣味は花の栽培。彼の個人資産は、ワーゲンのみで、大統領公邸には住まずに、首都郊外の質素な住居に暮している。また、給与の大部分を財団に寄付し、月1000ドル強で生活しており、「世界で最も貧しい大統領」として知られている。

ムヒカ大統領の衝撃的なスピーチ
 【世界で最も貧乏な大統領】

http://youtu.be/Q7aJcf_Lexs