今日は、S1(エスワン)とS2(エスツー)タームの成績発表だった。
(東大は2014年度から、前総長の肝入りで、夏学期、冬学期の2学期制をやめて、S1,S2,A1,A2の4学期制になったのだ。)
先生方の評価はとても良かった。毎回授業にまじめに出て、それなりのレポートが書ければ、評価はいいに決まっている。
しかしそれはそれ。
将来、学会で発表するとしたら、あんなんじゃあ全然ダメだ。もっと実力をつけないとダメだ。
では、どうやって文学者としての実力をつけるのか。
当たり前のことだが、たくさん読んでたくさん考える、それに尽きる。
バカみたいだが、量は質を生むと信じて、やるしかない。
そしてその量を支えるものは、何と言っても「好き」という気持ちに尽きるのだろう。
好きじゃないことを長時間続けるのは拷問でしかない。
大量の時間、打ち込めるほど好きになれる作品なり作家を見つけることが、文学研究の第一歩であることは間違いない。