無愛想なレストランのスタッフ、うるさいタイマッサージのおばさん、支払いでお釣りがないというタクシー運転手、ミスショットに不満をもらすキャディーなど、微笑みの国タイでも、しんどいシーンはあります。 笑

 

で、こんなときに思い浮かべるのが「タンブン」という言葉。

タイ人がタンブンに行く、というのは通常お寺参りのことです。お寺に行き、お布施をしてお祈りをする。結構頻繁に行きますね。何かしら身の回りに支障があれば行く回数も増えるイメージです。極端な話、悪事をはたらいてもタンブンすればオールクリア!と考えているタイ人も少なくないでしょう。

また「タンブン」には徳を積む行為、善行の意味合いがあります。何か他人のためになることをするってことですね。

レストランやタイマッサージのスタッフ、タクシー運転手、キャディーさんらは田舎から働きに来ていて、きちんとした教育を受けていない場合が多いです。日本のようにお客様のために何かをする、という意識がそもそもありません。 

ですので、気分を害するサービスを受けた場合も、これはスタッフに対し「タンブン」というお布施のような徳を積む行為をしているんだ、と心のなかで思いながらチップを渡しています。 笑