『ファーブル MONSIEUR FABRE（ムッシュー ファーブル）』1951年
最初の妻マリーとの間に５人（上３人が女の子、下２人が男の子）、マリーが亡くなって次の妻の間に３人の計８人の子を育て、４番目の病弱な、父同様虫好きな息子は死に、補助教員から執筆者になり、その間教育大臣に信頼され皇帝から勲章をもらい、共和制になったあとは大統領自ら家に来るまでにフランスの人気者になった、ダーウィンとも親交のあった、一貫して昆虫学者だったアンリ・ファーブルの91年の生涯。
ファーブルと病弱な息子
ファーブル、病弱な息子、最初の妻マリー
ファーブルと、マリーとの間の５人の子
冒頭は、マリーが４人目の子を出産するシーンから始まる。
貧乏なファーブルが、「何で子供がまた生まれるんだ！」と嘆くと、「前の３人の子のときと同じ理由だよ」と友人が言うのがフランスっぽくて面白かった。
イギリスの哲学者ジョン・スチュアート・ミルは、ファーブルを支え続け、励まし、金銭援助もし、ファーブルより先に亡くなった。
ファーブルを称えた大統領は、レイモン・ポアンカレ - Wikipedia
ファーブルは、非常に忍耐力、頑固さ、知識のある人として当時の人たちのお手本のようになっていたらしい。
日本でいうと二宮尊徳かと思った。
その時代の皇帝は、ナポレオン三世
ファーブルは熱心なキリスト教徒だったため、ファーブルを「比類のない観察者」と称えたダーウィンの進化論には懐疑的だったという。
ファーブルは蝉を狩る蜂を観察して「勝者が敗者を喰うというのは極めて理に適っている」と虫たちの行動の自然を肯定しつつ、娘が結婚すると言い出すと「うちの娘は結婚などしない！」と怒って子煩悩ぶりを発揮。ここが良かった。
このシーンで『池中玄太80キロ』を想起、急にファーブルを演じている役者が西田敏行に見えた。
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皇帝に対して、「セミはアリに援助を求めたりはしません。卵を産み付け終わった秋には死にます。だから冬を越さなくてもいいのです」と言ったのは、日本でいう「アリとキリギリス」がフランスでは「アリとセミ」になっているからなのかと思った。
★ギリシャ語の寓話では、内容のよく似た「蟻とセンチコガネ」[1]:102[2][3]（ペリー・インデックス112番）と、「蝉と蟻」[1]:276（同373番）の2種類がある。 セミは熱帯・亜熱帯に生息し、ギリシアなど地中海沿岸にも生息していて、古代ギリシアでは文学でも取り扱われている。
17世紀のラ・フォンテーヌの寓話詩でも「セミとアリ」 (fr:La Cigale et la Fourmi (La Fontaine)) であり、日本語のキリシタン版『エソポのハブラス』（1593年）でも「セミとアリ」になっている[4]。その一方でヨーロッパ北部ではあまりなじみが無い昆虫のため、バッタ（英: grasshopper, 独: Heuschrecke）、コオロギ（独: Grille[5], 蘭: krekel）、トンボ（露: стрекоза[6]）などの昆虫に変えられた。フランス語でセミを意味するcigaleはコオロギの類をも指すことがあり、挿絵ではコオロギやバッタのように見える昆虫が描かれていることも多い。日本では福沢諭吉が英語から翻訳した『童蒙をしへ草』に「蟻と𧒂螽（いなご）の事」とある[7]。渡部温がやはり英語から翻訳した『通俗伊蘇普物語』では「蟻と䘀螽（きりぎりす）の話」と題されている[8]。現代の日本では主に『アリとキリギリス』の名で広まっている。
なお、ロマンス語でアリ(羅: formica、仏: fourmi)とセミ（羅: cicada、仏: cigale）はいずれも女性名詞であり、女性として扱われていることが多い。★
★Wikipediaより★
にあるサン・レオン
で生まれました。 ファーブルは、彼の家族の貧困のために、主に独学でした。それにもかかわらず、彼は19歳の若さで初等教員免許を取得し、さらなる研究を続けながらカーパントラスで教え始めました。1849年に、彼はアジャクシオ(コルシカ島)の教職に任命され、1853年にアヴィニョンのリセに移りました。[2]
ファーブルは人気のある教師、物理学者、化学者、植物学者でした。しかし、彼はおそらく昆虫学の分野での発見、昆虫の研究で最もよく知られており、多くの人から現代昆虫学の父と見なされています。彼の永続的な人気の多くは、彼の素晴らしい教育能力と、伝記形式で昆虫の生活について書く方法によるものであり、彼は臨床的に孤立したジャーナリズム的な記録方法よりも好んだ。[要出典]そうすることで、彼は「科学的真実に対する私の情熱」と彼が呼ぶものを、鋭い観察力と魅力的で口語的な文体と組み合わせました。ファーブル(翻訳)は書きました:
他の人々は再び私のスタイルで私を非難しましたが、それは厳粛さ、いや、学校の乾燥さを持っていません。彼らは、疲れることなく読まれるページが必ずしも真実の表現であるべきではないかと恐れています。彼らの言葉を鵜呑みにするなら、私たちは無名であるという条件でしか深遠ではない。
彼の「Souvenirs Entomologiques」は、昆虫とクモ類に関する一連のテキストです。彼は、ファーブルを「比類のない観察者」と呼んだチャールズ・ダーウィンの後の著作に影響を与えました。しかし、ファーブルはキリスト教徒であり、ダーウィンの進化論には懐疑的であり続け、常にすべての理論やシステムから遠ざかっていました。彼の特別な力は、正確で詳細な観察、フィールド調査であり、常に彼の観察からの一般的な結論を避け、彼は時期尚早と考えていました。[3]
ファーブルの最も有名な実験の1つで、彼は松の行列の毛虫を配置して、鍋の端の周りに連続したループを形成しました。それぞれの毛虫が本能的にその前の毛虫の絹の足跡をたどると、グループは7日間円を描くように動き回りました。[4]彼はさらに、毛虫の行動を観察することにより、低気圧のイベントを予測することができました。[5]
彼は1915年10月11日に亡くなりました。[6] 英語圏では、1912年から1922年にかけて行われたアレクサンダー・テイシェイラ・デ・マトスによる彼の作品の広範な翻訳を通じて知られるようになった。★
★Wikipediaより★
『ムッシュー・ファーブル』は、アンリ・ディアマン・ベルジェ監督、
ピエール・フレネ、エリナ・ラヴデット、アンドレ・ランドール主演の1951年のフランスの歴史コメディ映画です。製作はディアマント・ベルガーとウォルター・ファッターが担当しました。[1] この映画のセットは、アートディレクターのロバート・ジョルダーニがデザインした。35mmフィルム、1.37:1フォーマット、モノラルサウンドでした。1951年7月5日にフランスで公開されました。
プロット
昆虫学者ジャン・アンリ・ファーブルの生涯と、アヴィニョンからパリへ、パリからセリニャンでの死まで、昆虫の行動を研究する彼の全力の献身を中心に描かれています。彼はフランス大統領レイモン・ポアンカレから称えられ、彼の忍耐力、頑固さ、知識はナポレオン3世、出版社のシャルル・ドラグレイヴ、哲学者のジョン・スチュアート・ミルにも認められています。それらは彼の著書「Souvenirs entomologiques」でクライマックスに達します。
キャスト
- ピエール・フレネ(アンリ・ファーブル役
- エリナ・ラヴデット(ラトゥール伯爵夫人役
- アンドレ・ランドール(ジョン・スチュアート・ミル役
- ジョルジュ・タベット(アヴィニョンのディレクター)
- オリヴィエ・ユスノット(アヴィニョンの「ドイェン」役)
- エスパニータ・コルテス(皇后ウジェニー役
- ポール・ボニファス - ビクター・デュリュイ
- ジャック・エマニュエル - シャルル・ドラグレイヴ
- アルベール・クロズ(ジュール・ファーブル役
- フランス・デコー(アントニア・ファーブル役
- アントニアの恋人役のユベール・ノエル
- キャサリン・クロズ(クレア・ファーブル役
- ジャン・ピエール・モーラン(J・P・モーラン役)ナポレオン皇太子役
- エリザベス・アルディ(マリー・ファーブル役
- ピエール・ベルタン(ナポレオン3世役
- ソランジュ・ヴァレンヌ(2人目の女性)
- パトリック・ドゥワール / エミール[2]
スタッフ
- 監督 : Henri Diamant-Berger
- 脚本 : Henri Diamant-Berger and Jack Kirkland
- 脚色・対話 : Henri Diamant-Berger and Jack Kirkland
- セット : ロバート・ジョルダーニ
- 衣装 : ロジーヌ・デラマーレ
- 撮影:クロード・ルノワール、ホレス・ウッダール
- 録音:ウィリアム・ロバート・シヴェル
- 映画編集:クリスチャン・ゴーダン
- 音楽 : ユベール・ドーリオル
- プロデューサー:レイモンド・ボーダリー
- 製作 : CICC, UGC, Films d'Art and Fidès
- 製作監督 : Walter Rupp
脚注
- ^ 「エディット・ピアフはカークランドの映画劇に出演します。デビューのキース・アンデス」。ロサンゼルスタイムズ。1951年10月4日。45ページ。2018年5月25日–Newspapers.com 経由して取得。
- ^ 当時4歳で、これが彼の初めての映画出演でした。★