映画映画『噴火山の女 Vulcano』1950年映画映画映画映画映画

未定義

Vulcano, 1950, William Dieterle, Anna Magnani, Rossano Brazzi ...

 

 

水道も電話も警察もない火山島に、マッダレーナという女性が18年ぶりに帰ってくる。

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Vulcano (1950) di William Dieterle : Cult e classici del passato

anna magnani vulcano 1950 | Foto, Le foto, Film

島中の女性たちが、都会で娼婦をしていたマッダレーナが警察により島に強制送還されたと知っていて村八分にするが、1人マリアという女性はマッダレーナに憧れ、荷物を持ってあげる。

Vulcano (Movie, 1950) - MovieMeter.com

しかしマッダレーナが着いたのは、マリアの家。2人は、18年ぶりに再会した姉妹だった。幼い弟がいて、父母はいない。母は弟を産んで間もなく死去したのらしい。

 

Vulcano (1950) :: starring: Enzo Staiola

マッダレーナは妹マリアと、軽石の切り出し場で重労働をする。マリアは女たちの話から、姉が娼婦だったことを理解。しかしそれで気持ちが冷めるということはない。

この島へ、ドナートという男性がやって来る。彼は潜水夫で海綿を採っていると言うが、実は、自分が乗っていて難破した船から金が入った箱を引き上げ金持ちになろうとしていたのだった。しかし、同様に生き延びた船員も、この金を狙っていた。

ドナートは潜水し、先に金を奪われるのを避けるため、この元同僚を銛銃で刺し殺す。

 

ドナートは実は、女性に言い寄り結婚してその女性を売り飛ばしていたのだった。その悪党の気配に気づいたマッダレーナはマリアを何とかドナートから離そうとする。しかし、そうしようとすればするほどマリアはドナートに熱を上げる。

 

マリアとドナート

Vulcano (1950) | ČSFD.cz

ドナートは、マリアの婚約者がアメリカから知人に書き送った手紙を読んでくれと言われ、嘘の文を読み上げる(「これから帰ってマリアと結婚するつもりだ。ピエトロ」を、「アメリカで結婚した。ピエトロ」と読んだ。(読んで欲しいと言った老婆は文字が読めない))

その話を聞いたマリアは、町に行ってドナートと結婚して都会の暮らしをする、と浮かれる。

なんとかして離したいマッダレーナは、ドナートを女として誘い、一晩過ごし、

Vulcano (1950) - Cinemathek

Vulcano (1950)

翌日「きのうあなたの所にドナートが来なかったのは、あたしの宿に来ていたからよ。あいつはそういう男なの。わかった?」と言う。すると火に油の注がれたかのようなマリアが「お姉ちゃんはドナートのことが好きだから、わたしとドナートを離そうとしているのね!」とドナートにキスしまくる。

 

 

Vulcano (1950) di William Dieterle : Cult e classici del passato

Vulcano Film 1950 - Télé Star

左がマリアとドナート、右がマッダレーナ

Volcano (1950) | MUBI

 

 

ドナートが、金の入った箱を自分の船で引き上げようとした。

それを手伝っていたマッダレーナは(マリアは岸に行った)、潜水ヘルメットへ空気を送るためのハンドルの回転を止めた。

するとドナートは水中で窒息死。

ドナートの死体が引き上げられると、マリアが駆け付け抱きつくが、やって来た警察が「こいつは指名手配中の悪党で、先日上がった死体もこいつが殺した。こいつは、結婚した女性を売り飛ばしていたんだ」と言うとようやく正気に戻り、警察がドナートの胸ポケットに入っていた婚約者からの手紙を読み上げると、マリアは姉が正しかったと気付くのだった。

しかしそんなときに火山が噴火。道を土石流が流れ、煙に覆われ、妹のために殺人を犯したマッダレーナは、1人立ちすくみ、火と煙に呑まれるのだった。

そして噴火が収まると、もとの静かな島になり、「これは姉妹の話ではない、噴火山の話だ」というナレーションが入って、ジエンド。

Vulcano - Film (1950) | il Davinotti

 

 

 

撮影現場も構成もシーンもストーリーも『ストロンボリ』↓に似ていると思っていたら、当初ロッセリーニ監督が恋人だったアンナ・マニャーニのために企画していたものが、諸事情あって(ロッセリーニとバーグマンの恋愛関係)イングリッド・バーグマン主演で『ストロンボリ』となり、対抗してマニャー二主演、ルイジ・ザンパ監督で作られたとのこと。2つの作品はわずか40㎞しか離れていない場所で同時に撮影されたというのだから、正に噴火山の男女。

Stromboli 1950 Mexican Scene Card - Posteritati Movie Poster Gallery

 

アンナ・マニャーニが演じる女性が、どの作品でもまるで昭和の日本人女性だと思う。思考回路が昭和の日本人女性。

とにかくアンナ・マニャーニは肝が据わっていて啖呵が切れ、常時戦闘態勢。

マニャーニは、『極道の妻たち』の岩下志麻の役を演れる、と思う。

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馬車の繊細極まりない「震動」 --- アンナ・マニャーニの『黄金の馬車』 | 映画女優のエレガンス

★ローマに戻ったアンナ・マニャーニは音楽から演劇に転向する。数多くの作品でウェイトレスや歌手という端役を務めた後、1934年映画デビュー。彫りが深い顔立ち、線の太いいかにも「南イタリア女」の風貌で、ロッセリーニルノワールヴィスコンティらの作品に出演した。

第二次世界大戦中、ムッソリーニ失脚後、北イタリアはドイツ軍に占領され、ドイツ軍は占領軍使用のため、市民の自動車を徴発した。 自動車を取られたマニャーニは怒って、農家の使う大八車を持ち出し、ドイツ兵に怒鳴りながら、ヴィア・デル・コルソなどの目抜き通りを突っ走ったという。

1935年、映画監督ゴッフレード・アレッサンドリーニと結婚。1942年、一人息子のルカを生んだ。ルカの父親は、当時アンナが交際していた年下の俳優、マッシモ・セラートで、彼はアンナの妊娠を知ると即座に彼女と別れた。彼女はルカに自らの姓マニャーニを名乗らせた(奇しくも、私生児としてアンナを生んだ実母マリーナが、自らの姓を名乗らせたのと同じであった)。

1955年の『バラの刺青』でアカデミー主演女優賞ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)を受賞。

晩年に『ふたりの女』の出演依頼がきたとき、50才を遠に過ぎた年齢であったにもかかわらず母親役をよしとせず蹴ったところ、代役は26才年下のソフィア・ローレンになり、ローレンはその演技でアカデミー主演女優賞を獲得。「私の役はみんなソフィアが持っていってしまう。」と後輩の活躍をうらやんだという。

1973年9月、ローマの病院で、膵臓の腫瘍のため死去。晩年の彼女を支えたのは、一人息子ルカと、(一時期交際していたこともあった)ロベルト・ロッセリーニであった。★

今日の美女姫・アンナ・マニャーニ様 | 時は止まる君は美しい

 

 

★Wikipediaより★

噴火山の女』(ふんかざんのおんな、イタリア語: Vulcano)は、1950年製作のイタリア映画。撮影は1949年夏。1950年1月21日に検閲記録。

本来、ロベルト・ロッセリーニ

Roberto Rossellini

アンナ・マニャーニのために企画していた作品だったが、その企画はイングリッド・バーグマン主演の『ストロンボリ

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となったため、それに対抗して、同じ火山島であるヴルカーノ島を舞台に、一部はサリーナ島で撮影された。

日本では松竹洋画部とイタリフィルムが共同配給[1]し、1953年3月10日より、武蔵野館、テアトル銀座、テアトル渋谷、五反田セントラル、人形町武蔵野館、池袋ロサ、江東吉本劇場、松坂シネマ、浅草松竹座にて一斉公開。

ストーリー

 

シチリア島の北方、エオリア諸島にあるヴルカーノ島は水道も電話もない辺境の火山島であった。そのヴルカーノ島にマッダレーナ(アンナ・マニャーニ)が18年ぶりに帰ってくる。妹のマリア(ジェラルディン・ブルックス)と弟のニーノ(エンツォ・スタヨーラ)は姉のマッダレーナを温く迎えたが、村人たちがマッダレーナを見る眼は冷たかった。

3人は軽石の切出場で働くが、そこで働く女たちの口からマッダレーナの過去が告げられる。どこからともなく流れてきた潜水夫のドナート(ロッサノ・ブラッツィ)が、そんな3人の生活に入ってきて、マリアを誘惑し始める。世間知らずのマリアはドナートに口説かれて、アメリカに許婚者がいるにもかかわらず、ドナートとの甘い未来を想うようになった。マッダレーナは妹・マリアに忠告するが、マリアは姉・マッダレーナの嫉妬からの忠告と誤解する。マッダレーナは妹からドナートを離すために、ドナートに身を委せるが、却ってマリアの気持ちは強まる。

マッダレーナは最後の手段として潜水中のドナートへ送られていた空気を停める。

警察の調べにより、ドナートが指名手配中であり、許婚者からマリアへの手紙を隠し持っていたことも分かる。その頃、突然、島の火山が噴火を始める。逃げ惑う人々の中、殺人の罪を犯したマッダレーナは生きる望みも失い、一人静かに歩むのであった。

キャスト

 

★火山(イタリア語のタイトルヴルカーノ)は、ウィリアム・ディタレ監督、アンナ・マニャーニロッサーノ・ブラッツィジェラルディン・ブルックス主演の1950年のイタリアのドラマ映画です。サリーナ島エオリア諸島シチリア島のメッシーナ市でロケが行われました。

ヴルカーノは、アンナ・マニャーニが当時疎遠になっていた恋人、イタリアの映画監督ロベルト・ロッセリーニに対する復讐の手段と見られており、ロベルト・ロッセリーニは、結婚についての映画シリーズでイングリッド・バーグマンを主演に選んだ。ロッセリーニは、サリーナで『ボルケーノ』が制作されていたのと同時期に、近くの火山島ストロンボリで映画『ストロンボリ』を制作しました。

どちらの映画も、エオリア諸島の同じような場所で、わずか40kmしか離れていない場所で同時に撮影されました。どちらの女優も、ネオリアリズムの方法で自立志向の役を演じました。ライフ誌は次のように書いています。ライバル意識が渦巻く雰囲気の中...記者たちは、従軍記者のように、戦場に立たされた収容所のどちらかに所属していた。党派心がヴェネト通り(ローマの大通り)に感染し、マグナニアックとベルクマニアックが頻繁に衝突した。しかし、マニャーニは依然としてロッセリーニを「彼女がこれまでに演じた中で最も偉大な監督」と見なしていました。[1][2]

プロット

 

映画の筋書きには、元売春婦のマッダレーナ・ナトーリ(マニャーニが演じる)が関与しており、彼女は警察によって彼女の生まれた島に追放されました。そこで彼女は島民からの追放に苦しみ、深海潜水者の進歩から妹の美徳を守ろうとします。ヴルカーノは約106分間実行されます。[3]

キャスト