映画の小部屋『警察と泥棒』1951年☆☆☆☆☆

『警察と泥棒 Guardie e ladri』1951年

Guardie E Ladri (1951) Film Completo con Totó e Aldo Fabrizi - Regia di Steno e MonicelliGuardie e ladri è un film commedia del 1951 diretto da Mario Monicelli e Steno. Fu prodotto da Dino De Laurentiis e Carlo Ponti e interpretato da Totò e Aldo...

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舞台はローマ。フェルディナンド・エスポジートは詐欺師で、その日フォロロマーノで、アメリカ人相手に「これは古代のコインだ」と偽コインを売ることに成功。

（左がアメリカ人。右が観光案内を装い偽コインを売りつけることに成功するフェルディナンド）

この一件をアメリカ人が訴え、その逮捕の任務にあたったのが、フェルディナンド同様家族愛の強い警官ロレンツォ・ボットーニ。

頭を使って逃げ続けるフェルディナンド。一度逮捕したものの、逃がしてしまったロレンツォは、あと三か月以内に再逮捕できなければ退職させられることに。

ロレンツォは自分の息子を使い、彼をフェルディナンドの息子と仲良くさせ、自宅に招くことに成功（子供を出汁にして、フェルディナンドを包囲・逮捕しようと考えた）。

ロレンツォの家に、フェルディナンド以外の家族が招待され、今度はフェルディナンドの家にロレンツォ一家が招かれることになった。

ロレンツォは自分が警官だということを秘密にしたため、またフェルディナンドは自分が詐欺や泥棒で生活費を持ってきているとは家族に言っていないため、両家は非常に仲良くなり、フェルディナンド（詐欺師・泥棒）の息子とロレンツォ（警官）の娘は恋仲に。

フェルディナンドが帰宅すると、家がいつもとまるで違う。

「どうした。これはウチじゃない。あのボロ布はどうした」とフェルディナンドが言うと、「いつもお世話になっていて、うちを全然詮索せず付き合ってくれる一家を招待したのよ」と妻。「最近その一家の話ばかりだな」とフェルディナンド。

フェルディナンド（詐欺師・泥棒）は家の階段を下りたところでロレンツォ（警官）に会い、「そういうことか」と合点がいく（二人は顔見知りだが、フェルディナンドはロレンツォの氏名を知らなかったため、家族が「〇〇さん」と、警官のファミリーネームを何度言っても、それが警官の家のこととは気づかなかった）。

二人は互いに養うべき家族がいることで同調、「俺も仕事で警官をやっている。あんたを見逃したら仕事を失って家族が生活できなくなる」と警官が言うと、「俺、刑務所は初めてなんだ。どれくらい入ることになるんだ？」「3、4か月だろう」。

納得したフェルディナンド。ロレンツォの「まずは一緒に食事をしよう」に従い自分の家でパスタを食べる。

そして事情を知らない家族に「出張する。3、4か月で帰ってくる」と言い熱いキスをして、家を出て、既に親友のようになってしまったためフェルディナンドを連行するのが気が重い警官ロレンツォを、励まし先に歩くのだった、でジエンド。

この警官ロレンツォは、「何かあったらお前の家族の面倒は俺が見る」と言ってくれて、フェルディナンドは安心して刑務所へ。

フェルディナンド役の喜劇役者トトに全感情が内包されていてそれが滲み出て、素晴らしかった。

警官役の役者の気の良さ、不器用さも、とても良かった。

配役が正解。

警官と泥棒の信頼・親友関係に、『おかしな二人』というタイトルを想起。

『レ・ミゼラブル』のジャン・ヴァルジャンとジャヴェールの逃走/追跡関係も想起。レ・ミゼラブル - Wikipedia

『ルパン三世』の怪盗ルパンと銭形警部も想起。

★Wikipediaより★

警官と強盗(イタリア語:Guardie e ladri)は、ステノとマリオ・モニチェッリが監督した

1951年のイタリアのカルトコメディ映画です。主演は有名なコメディアンのトトで、

撮影監督は後の映画監督マリオ・バーヴァでした。ディノ・デ・ラウレンティスとカルロ・ポンティがプロデュースしました。

そのスタイルはイタリアのネオレアリズモに近いです。1951年11月にイタリアの映画館で公開され、1952年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映され、脚本はピエロ・テリーニ、ナストロ・ダルジェントはトトが受賞した。不器用な警官や頭のいい泥棒を描いたため、検閲に苦労したが、大成功を収めた。この映画は大成功を収め、批評家から予想外の好評を博した。警官と強盗はトトのキャリアにおける真のターニングポイントを表したため、彼の映画は初めて肯定的なレビューのみを獲得し、その解釈は彼のキャリアの最高のものの1つと見なされています。

2008年、この映画はイタリア文化遺産省の「1942年から1978年の間に国の集合的記憶を変えた」100本の映画のリストである「保存すべきイタリア映画100本」に選ばれた。^[1]第67回ヴェネツィア国際映画祭でイタリアの喜劇の回顧展の一部として上映された。^(注2)

プロット

この映画は、マーシャル・プラン時代のローマを舞台にしています。フェルディナンド・エスポジート(トト)は、トリックで家族を支えようとする小さな悪役です。彼の共犯者Amilcare(アルドジュフレ)とフォロロマーノとアメリカの観光客の詐欺で古代のコインを発見したふりをします:氏Locuzzoは、彼にとって残念なことに、アメリカの慈善団体の委員会の委員長です。いくつかのギフトパックの配布中に、またEsposito、これらはスポットを認識し、非難します。

太った警察官、ロレンツォ・ボタンニ巡査部長(アルド・ファブリーツィ)とのコミカルなカーチェイスが始まる。最初は彼を捕まえることができませんでしたが、彼が口走ればエスポジートにだまされます。氏Locuzzoの抗議のために職務から停止され、エージェントBottoniは、3ヶ月以内に泥棒を止められない場合、彼らの仕事を失うリスクがあります。平服を着て家族に事件を隠し、エスポジートを探しに行く。彼の家を見つけるので、彼は好意と食べ物のオファーでingraziarselaしようとして、家族を知っている。エスポジート、しかし、痕跡はありません。次第に両家は仲良くなり、兄の嫁の「泥棒」と「衛兵」の娘の間には同情心が芽生える。

あなたが2つの家族を知っている食事の日が来て、彼のアイデンティティを知らないエスポジートの存在を当然のこととされています。現在、家の外で行われるdell'agnizione、エスポジートは、ボットーニが彼のドラマを打ち明けながら、彼の家族の善意を奪ったと彼を叱責します。両者の間には、ある種の人間的な共謀関係が生まれます。それで、役割は逆転し、彼を刑務所に連れて行くことにしたのは同じエスポジートです軍曹彼は今気が進まない。家族に真実を隠し、共通の悩みがあると信じ込ませることで、2人はエスポジートが出張に出かけたと信じ込ませ、駅のボタンまで同行して部屋を出ます。彼の不在では、ボットーニはエスポジート家族について考えることになります。

キャスト

トト:フェルディナンド・エスポジート

Totò, the Prince of laughter - www.ItalianGenealogy.com

生産

警官と強盗の主題は、フェデリコフェリーニが

持っていたアイデアに触発されたピエロテリーニ生まれました。監督はルイジ・ザンパ。監督は、ペッピーノ・デ・フィリッポの警備員と妻のアンナ・マニャーニの警備員の割合を割り当てたかったが、彼の古い映画のいくつかは検閲の問題があったため、映画をキャンセルしなければならなかった。そこで、モニチェリとステノに演出を任せた。この映画は、制作会社「ポンティ・デ・ラウレンティス」によって制作された最初の作品の1つであり、カルロ・ポンティがトトとアルド・ファブリツィを一緒に作るというアイデアを持っていました。実生活では、2人の俳優は愛情深い友人でしたが、一緒に仕事をしたことはありませんでした。トトとファブリツィの今後の展開を誰もが心配していましたが、すべてが順調に進みました。トトは、この役をオファーされたとき、それまで演じてきたキャラクターとは大きく異なっていたので、最初は少し躊躇していました。ステノとモニチェリの撮影は1951年2月3日に始まったが、検閲の問題から映画は年末に公開されたため、ステノとモニチェリはすでに撮影された映画のいくつかの点を変更しなければならなかった。

チェイスシーン以上に、明らかに背後からフレームに収められた4人の俳優(トト、ファブリツィ、カステラーニ、タブス)がダブルに置き換えられていることがわかり、その一例が泥の中を横断するシーンです。
アルド・ファブリツィとトトは、宿屋に座っているシーンを仕上げることができませんでした。原因は、シークエンスの過程で2人の俳優が抑えきれなかった笑いでした。ファブリツィは、突然笑い出したので、一度ならず、飲んだばかりのコーヒーでトトの顔を潤した。

分布

イタリア:Guardie e ladri、1951年11月29日
フランス:憲兵と盗賊、1952年10月10日 - 1981年10月23日(再リリース)
ポルトガル:ポリシアとラドラン、1952年11月21日
デンマーク: Betjenten og Tyven, May 11, 1953
イギリス:警官と強盗、1953年1月29日
フィンランド:1954年9月24日、イクイセン・カウプンギン・ヴァラス
西ドイツ: Räuberのund Gendarm 1957年
ベルギー:憲兵と盗賊
スペイン:グアルディアス・イ・ラドロン
アルゼンチン: Policias y ladrones
ハンガリー: Rendőrök és tolvajok
ポーランド: Zlodzieje policjanci
エジプト
ウルグアイ
トルコ
ロシア
中国: 警察與小偷

興行収入

この映画の収益は653,790,000ポンドで、トトで最も興行収入の高い映画の1つになりました。

受賞歴

1952年カンヌ国際映画祭: 脚本賞^[3]
ナストロ・ダルジェント:主演男優賞(トト)

引用

追跡の最後に、ファブリツィがトトが肝臓の治療法を勧めるシークエンスは、後にマリオ・モニチェッリ監督の映画『L'armata Brancaleone』(1966年)で明示的に言及されました。
トトが食料品店で釣りをするシーンは、魚屋のカウンターで釣りをする彼の最初の映画『Fermo con le mani』(1937年)ですでに使用されています。
宿屋のシーンは、マリオ・モニチェッリの『トトとカロリーナ』(1955年)を彷彿とさせます。

リメイク

詳細は「警官と強盗(1997年の映画)」を参照

1997年、ロシア映画はこの映画のリメイク版を製作した。★