立夏May
待ってました!「あれからずっと、会いたかったです」なんて素敵な現場なんだろう
その、「宇宙語」使いの天才、ずまさん虹色侍 - Wikipedia
「宇宙語」とは、思いの色とベクトルはあるが発すると意味が分からない、大人の鳴き声、言葉以前の音波・波長という感じのことなのかと思った。
Tamamiさんプロデュースの、モクメノキ。素敵
NHKラジオ文芸館。高橋克彦 作『神懸かり』。
きょうへいという鏡師が、余命の短い母おそののために、嘘をつく話。
きょうへいは、15歳まで親孝行だったが、その後悪くなり、家出。
その母親のおそのが寝たきりになったところで、記憶喪失になったというきょうへいが頭にこぶを作り、保護され、おそののもとに帰ってきた。
きょうへいが言うには、15歳までは覚えているのだという。
きょうへいを知るおしずは、「神様の思し召しだ、神様がきょうへいの頭にこぶを作り、結果余命の短いおそののところに返してくれたんだ」とおこうに言う。
きょうへいは5両を持っていて、そのうちの2両で、骨と皮だけに痩せた母おそののためのふかふかの布団を買ってあげたのだという。
その話を聞いていた、昔きょうへいが惚れていたおこうは引っかかる。おこうは今、与力のせんばと結婚し、武家の嫁となり、すずという、12歳まで花や辻占を売って一人で生き延びて来た子を引き取ったりしている金に余裕のある身分。
おそのが死んだ。きょうへいは天を仰ぎ、泣いていた。
そんななかおしずが、「きょうへいは神懸かっている。次々予想が当たる。」とおこうに言う。
おしずが言うには、きょうへいが「今日〇〇で馬車の馬が荷台から離れて暴れるから気をつけろ」と言うと実際そうなる。「〇〇神社に赤ちゃんが捨てられる」と言うと実際そうなる。
そのきょうへいが今度は、「おおみやが盗みに入られる」と言う。
それを聞いていた、おこうの旦那の与力のせんばは、密かに包囲網を敷いていた。
すると実際おおみやに盗みに入る前の男たちを捕まえることが出来た。
不審に思ったおこうは、武家の嫁の印である眉なしのところへ眉を描き、お歯黒も染めずきょうへいの所へ行き、「今日は昔のおこうのつもりで会いにきた」と言い、神懸かりの話は嘘ではないかと迫った。
するときょうへいは、「おおみやに盗みに入るから図面を描け、描けば5両やる」という話を悪い奴らからされた、鏡師の自分は、出入りのある呉服屋のおおみやのことは隅々まで知っている、しかし「そんなことはできない」と断るとぼこぼこにされ、5両つかまされた。自分は図面を描き、その5両をおそのの看病にあてた。自分は母のおそのが死んだらその先は生きていなくていいのだから、とそういう気持ちでやった。
と告白した。
しかしおそのが死に、自分の図面のせいで自分が出入りしていたおおみやに盗みに入られるのは嫌だと、神懸かったふりをして、金を人にやって小細工し、周囲を信じさせ、結果おしゃべりなおしずからおこうの耳に入ってその旦那の与力が動くことを見越してやった。
ときょうへいがそこまで話すと、笑い声が聞こえる。
すぐ裏で、おこうの旦那の与力のせんばが聞いていたのだ。
「悪いようにはしない。北町奉行所に行き、俺一人を指名しろ。お前がまた鏡師としてやっていけるようにしてやる」とせんば。
すると「ありがとうございます」と、きょうへいを弟のように思っているおこうが言った、という話。
『神懸かり』は、『おこう紅絵暦』所収。高橋克彦 - Wikipedia
朝日新聞に載っていた、風遊山荘。漆塗りのテーブルが鏡面となり、外の景色を映し込む。
風遊山荘の外観
作礼山中腹にあるらしい。
作礼山
三遊亭圓生の、「百川」。百川 (落語) - Wikipedia
百川というお茶屋に奉公に来た、試用期間初日のひゃくべえ。
女中たちが髪を下ろしたままなので、二階に用を訊きにいった。
しかし、訛りのあるひゃくべえの「主人家(しゅじんけ)」を「四神剣(しじんけん)」と聞き間違えた客の魚河岸の男たちは、自分たちが去年の祭りで四神剣を売って金にしたことの関係で来た隣り町の人だと勘違いする。
しかしそうではない、お前はここの奉公人なのかと了解した客は、じゃあ〇〇町の常磐津の先生のかめもじを呼びにいってくれと言う。
しかし〇〇町に行って周囲の人に「頭にかの付く先生」と訊いていて「ああ、かもじ先生かい?」と案内されたのが、外科の先生。
ひゃくべえはそのかもじ先生に「河岸のもんが今朝がた五人来られた」と言おうとし、「河岸のもんがけさがけに五人きられた」と発音、「何?河岸のもんが袈裟懸けに五人斬られた?」と聞き返した先生が「また誰かと喧嘩したのか?あいつらは血気盛んだからなあ」と駆け付けるとみんな元気。
「お前が抜けてるからこんなことになったんだよ」よ魚河岸の男たちに言われたひゃくべえ、
「みんな抜けてる?かめもじ→かもじ、抜けてるのはたった一字だけだ」で下げ。
四神剣(四神旗(しじんき))
食べられる宝石、琥珀糖
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 5月号の
「ステッドのホテル STED , A KANGAROO HOTELIER」、発売中です
絵本をお手にされた方は、見るとハッピーになる嶽(だけ)まいこさんの絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
カンガルーのステッドは、丘の上の小さなホテルで働いています。ホテルの仕事は、毎日がハプニングの連続。今日も、屋上で干していたシーツが風に飛ばされそうになったり、夕食の時間に停電になってしまったり……。次々と起こるトラブルをステッドが華麗に解決していきます。なんでもこなせるステッドの仕事ぶりを軽快に描きます。
ステッドのホテル (こどものとも2024年5月号) | くら ささら, 嶽 まいこ |本 | 通販 | Amazon
絵本を手に取られた方は、嶽(だけ)まいこさんのレンブラントのような光と影の表現を、どうぞご堪能なさってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ/ Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
「クックククックレストラン」こどものとも年中向きも引き続き発売中です
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店こどものとも7月号「ジッタとゼンスケ ふたりたび」発売中です
ジッタとゼンスケ ふたりたび (こどものとも2023年7月号) |くら ささら, くりはら たかし |本 |通販 |アマゾン
オオカミの兄弟、ジッタとゼンスケは、大仏さまをおがむために、はるばる都にやってきました。その道中で、ふたりは氷をキツネのお殿様に届ける仕事を任されることに。しかし、行く先々には数々の困難がふたりを待ち構えていました。果たしてふたりは、氷が溶けないうちにお城にたどりつけるのでしょうか? 新感覚時代劇絵本。
【5~6才向け】こどものとも|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
「ひゃくえんだまどこへゆく?」コインの世界一周の旅発売中です
男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた! 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......! いったいどこまで行ってしまうのでしょうか? 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
くらささら名義の他作品🐪「ひみつのえんそくきんいろのさばく」🐪
ひみつのえんそく きんいろのさばく (こどものとも2022年8月号) |くら ささら, 木内 達朗 |本 |通販 |アマゾン
以下、九螺ささら名義の著書です