5月May
聖子さんの「白いパラソル」。渚という言葉、大好き生演奏、素晴らしい
星野富弘さんが他界された。この本を持っていた。一時期、星野さんの言葉と絵と存在が、わたしの心の支え、灯だった。
★「いのちが一番大切だと思っていたころ 生きるのが苦しかった
いのちより大切なものがあると知った日 生きているのが嬉しかった」(星野富弘)★
昨日の新聞に載っていた、壬生狂言。蜘蛛の糸が、壬生ワイドウェブ。
壬生寺
とても面白い。ブックファースト新宿店、懐かしい。5年前くらいまでよく行っていた。
ドリアンさんが山崎豊子、三島由紀夫、星新一を読んでいたというのが非常に腑に落ちる。
「星新一の本は、野菜嫌いの子に与える千切り人参」(笑)🥕🥕🥕ドリアンさんの立て板に水語り、素晴らし過ぎる
🐧動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。
ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです──。
ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。
ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。
ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。
そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。
他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです──。
ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にした『and Tango makes three』の邦訳版です。
なかなかかえらない石のたまごを暖め続ける切なさ、待ちに待った赤ちゃんペンギンが生まれる瞬間、読み終わった後、ほんのりあたたかい気持ちになれる絵本です。
子供たちにも、そして大人たちにも、読んでもらえるとうれしい一冊です。🐧
タンタンタンゴはパパふたり | ジャスティン リチャードソン, ピーター パーネル, ヘンリー コール, 尾辻 かな子, 前田 和男 |本 | 通販 | Amazon
ラジオ深夜便で紹介されていた、幸田延(こうだのぶ)。クラシックの世界で、日本初の作曲家と言われている女性なのらしい。
モーツァルトっぽいなと思う。
三遊亭圓生の、「お化け長屋」。
江戸の訳あり物件の話。
長屋で差配(さはい≒世話人)をしている古株住人が、家主が遠方住まいだからと、空き家を見に来た人に間取りなどの説明をする。
敷金礼金ゼロ、家賃もゼロ、住んでくれりゃあそれでいいという話を聞き、それはなぜ、と聞き返す来訪者に、差配は、ここに住んでいた32~3歳の美人の後家さんが嵐雨の夜に強盗殺人にあって死去、後は血の海、雨が降ると幽霊となって出て来るのだ、と話す。この話を聞いた先日の来訪者は、驚いてがま口を置いて逃げて行った。
差配は、何度も同じ話をしているためすっかり怪談調が上手くなってしまっている(笑)。
気味悪がって帰ってゆく来訪者のことを、住人たちは楽しんでいた。
ある日、親方のところに居候していた男(大工か賭博師かと思った)が、自分の恋人が来る、親方の家じゃ会えねえからと、空き家を見にきた。
するとその男は、怪談に全然動じないどころか面白がって即断即決。
長屋の住人が「またおっかながって帰ったか?」と覗きに来ると、「全然。あ!あいつ、あのがま口まで持っていきやがった」で下げ。
差配はその住人と、がま口の中の金で寿司でも食いに行こうか、と話していたのだった。
随徳寺という言葉の使い方が面白かった。「そいつは逃げて随徳寺」という感じで使っていた。「後は野となれ山となれ」のようなものかと思った。
★ずいとく‐じ【随徳寺】
の解説
《ずいと跡をくらます意を、しゃれて寺の名らしく言ったもの》あとのことをかまわずに逃げ出すこと。「—をきめる」
「あいつを船におきざりとして、是なりに—はどうだ」〈滑・続膝栗毛・初〉★
何て素晴らしい景色なんだろう西瓜太鼓、いい音🍉🍉🍉
音がいい。金盥が大きくて楽しい
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 5月号の
「ステッドのホテル STED , A KANGAROO HOTELIER」、発売中です
絵本をお手にされた方は、見るとハッピーになる嶽(だけ)まいこさんの絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
カンガルーのステッドは、丘の上の小さなホテルで働いています。ホテルの仕事は、毎日がハプニングの連続。今日も、屋上で干していたシーツが風に飛ばされそうになったり、夕食の時間に停電になってしまったり……。次々と起こるトラブルをステッドが華麗に解決していきます。なんでもこなせるステッドの仕事ぶりを軽快に描きます。
ステッドのホテル (こどものとも2024年5月号) | くら ささら, 嶽 まいこ |本 | 通販 | Amazon
絵本を手に取られた方は、嶽(だけ)まいこさんのレンブラントのような光と影の表現を、どうぞご堪能なさってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ/ Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
「クックククックレストラン」こどものとも年中向きも引き続き発売中です
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店こどものとも7月号「ジッタとゼンスケ ふたりたび」発売中です
ジッタとゼンスケ ふたりたび (こどものとも2023年7月号) |くら ささら, くりはら たかし |本 |通販 |アマゾン
オオカミの兄弟、ジッタとゼンスケは、大仏さまをおがむために、はるばる都にやってきました。その道中で、ふたりは氷をキツネのお殿様に届ける仕事を任されることに。しかし、行く先々には数々の困難がふたりを待ち構えていました。果たしてふたりは、氷が溶けないうちにお城にたどりつけるのでしょうか? 新感覚時代劇絵本。
【5~6才向け】こどものとも|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
「ひゃくえんだまどこへゆく?」コインの世界一周の旅発売中です
男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた! 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......! いったいどこまで行ってしまうのでしょうか? 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
くらささら名義の他作品🐪「ひみつのえんそくきんいろのさばく」🐪
ひみつのえんそく きんいろのさばく (こどものとも2022年8月号) |くら ささら, 木内 達朗 |本 |通販 |アマゾン
以下、九螺ささら名義の著書です
ゆめのほとり鳥 (新鋭短歌シリーズ40) |九螺 ささら |本 |通販 |アマゾン