清明April
★万物が清々しく明るく美しいころ。
『こよみ便覧』には三月節に「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されている[1][2]。
様々な花が咲き乱れ、お花見シーズンになる。「清明」を花言葉にする花はキンポウゲ科デルフィニウム属のヒエンソウ (Delphinium ajacis) である[3]。★
清明を花言葉にするヒエンソウ。飛燕草。
飛燕。
柴田聡子の「涙」。心地よい、春の夜の浮遊感
三遊亭圓生の、「鶉衣」。
曽根門太夫（そねもんだゆう）という浪人の話。
曽根門太夫という浪人（釣り針を研ぐ仕事をしている）の家の前を通ったその地の地主（伊勢屋という大店の旦那）の娘が、「あの鶉がどうしても欲しい」と言ってきかない（この娘の母は他界。父親が甘やかして育てたため、我が儘、という設定）。
しかし地主に頼まれた門太夫の家主が金と引き換えに売ってくれと言っても、「鶉を売らないならここを出て行ってもらう」と脅しても、門太夫は首を縦に振らない。
地主の旦那は、捨て子だったものを拾って育てて番頭にした男を門太夫のところへ行かせた。
番頭が自分の身の上話をして、「という訳で、私は拾われ育ててもらった身、旦那のためなら命を捨てる覚悟」と言うと、武士の心得に通じる芯を感じたのか、「じゃあ明日来てくれ」と門太夫。
番頭が次の日行くと、門太夫は酒と鍋を振る舞う。
酔っていい心持ちになったところで番頭が「あの鶉は」と訊くと、「今一緒に食べた。鍋の中に入っていた。可愛がっていた鶉を殺して料理した私の気持ちを察してくれ」。
驚き急いで店に帰った番頭がその話をすると、娘は「自分のせいでそんなことになってしまって」と我が儘を反省。
この話はこれで一段落。
江戸のあるお殿様が、馬周りの武士を召し抱えたいと思っていた。
それを家来に話すと、「そういえば……」と、ある浪人らしき男が、暴れ馬を猫のように手なずけた話をした。「その男を探せ」と殿様。
家来が門太夫の家主に話を訊くと、「それはうちの店子の門太夫という男です。でもあの男はいけません。というのも自分の飼っていた鶉を食べて……」といつものように尾ひれをつけて面白おかしく話した。
その話を家来が殿様にすると、
「私は町人を雇いたいのではない、武士を雇うのだ。自分の思いを遂げるその男を召し抱えたい」
と1石の浪人が150石の馬周りの武士になった。
シーン変わって、家主が伊勢屋の旦那に「あの門太夫って男が立派に出世して」と話し出す。「鶉を食って出世か」と伊勢屋の旦那は興味深げ。
家主が「自分はきのう鳩を食った。これで出世しますかね？」と言うと、伊勢屋の旦那は「鳩を食った？気を付けろ。豆鉄砲を食らうかもしれん。」で下げ。
枕は、ウサギ、南京ネズミや話すオウムなどのペットブームについての話。
面白い弁当箱。正にお弁当レター（笑）。食材をネタにした駄洒落。
武士（笑）
そうなるでしょうね（笑）
子どもの頃うちの本棚に並んでいたシリーズの中の一冊、「おべんとうレター」。絵も内容も大好きで、いつも眺めていた。『ジオジオのかんむり』も『かばくん』も「ちいさいももちゃん」シリーズもこの方の絵。中谷千代子 - Wikipedia
ジオジオのかんむり｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
かばくんのふね｜福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
清水寺の花見
竹は色々有難く、恵みだなと思う
冒頭の蜂の羽音が美しい
冒頭子ヤギの毛を刈っていて、とても可愛い動画
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店
こどものとも ５月号の
「ステッドのホテル STED , A KANGAROO HOTELIER」、発売中です
絵本をお手にされた方は、見るとハッピーになる嶽(だけ)まいこさんの絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
カンガルーのステッドは、丘の上の小さなホテルで働いています。ホテルの仕事は、毎日がハプニングの連続。今日も、屋上で干していたシーツが風に飛ばされそうになったり、夕食の時間に停電になってしまったり……。次々と起こるトラブルをステッドが華麗に解決していきます。なんでもこなせるステッドの仕事ぶりを軽快に描きます。
www.fukuinkan.co.jp
www.kinokuniya.co.jp
ステッドのホテル (こどものとも2024年5月号) | くら ささら, 嶽 まいこ |本 | 通販 | Amazon
絵本を手に取られた方は、嶽(だけ)まいこさんのレンブラントのような光と影の表現を、どうぞご堪能なさってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ/ Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
折り込み付録「絵本のたのしみ・作者のことば」には、
「ロンドンのアットホームなホテル」と題し、作品の元となった、学生時代の旅行のことを書いております。
プロフィール画は、わたし作・カンガルーの親子です。どうぞよろしくお願いいたします☆
くらささら
「クックククックレストラン」こどものとも年中向きも引き続き発売中です
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート！ クックククック、さあ作ろう！ シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽（だけ）まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」
では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく？』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
www.amazon.co.jp
福音館書店こどものとも7月号
「ジッタとゼンスケ ふたりたび」発売中です
www.kinokuniya.co.jp
ジッタとゼンスケ ふたりたび (こどものとも2023年7月号) |くら ささら, くりはら たかし |本 |通販 |アマゾン
www.fujisan.co.jp
オオカミの兄弟、ジッタとゼンスケは、大仏さまをおがむために、はるばる都にやってきました。その道中で、ふたりは氷をキツネのお殿様に届ける仕事を任されることに。しかし、行く先々には数々の困難がふたりを待ち構えていました。果たしてふたりは、氷が溶けないうちにお城にたどりつけるのでしょうか？ 新感覚時代劇絵本。
www.fukuinkan.co.jp【5~6才向け】こどものとも|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
「ひゃくえんだまどこへゆく?」コインの世界一周
の旅発売中です
男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた！ 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......！ いったいどこまで行ってしまうのでしょうか？ 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
www.fukuinkan.co.jp
くらささら名義の他作品🐪「ひみつのえんそくきんいろのさばく」🐪
www.fukuinkan.co.jp
ひみつのえんそく きんいろのさばく (こどものとも2022年8月号) |くら ささら, 木内 達朗 |本 |通販 |アマゾン
以下、九螺ささら名義の著書です
ゆめのほとり鳥 (新鋭短歌シリーズ40) |九螺 ささら |本 |通販 |アマゾン