春分March
大場久美子さんの「スプリング・サンバ」。「大人にならないアイドル」(≒モラトリアムサブカル)とは、大場久美子さん辺りが発祥なのでは、と思う。この流れは「子役人気」の延長線上にあり、そのアイドル子役の発祥は、ケンちゃんなのでは、と思う。ケンちゃんシリーズ - Wikipedia
それは軍隊の名残の見張り懲罰的大人集団の息苦しさへの風穴であると同時に、日本が成熟社会を放棄する発端でもあったのだろうと思う。
三遊亭圓生の、「一文惜しみ」。
ケチな質屋が、一文を惜しんだが為に100両失った話。
ある八五郎という、賭博場の使い走りをしていた男が、足を洗って八百屋を始めよう、となった。
大家に装弾い行くと、開業資金を集めろという(花会をするという名目で集める、カンパのようなものだろうと思った)。
八五郎が回っていると、強欲で、ゆえに金持ちの質屋は、一文もやれない、と言う。しかし粘られ、一文をやる。
「一文なんて」と八五郎がその一文を投げると、怒った質屋が煙管の雁首を投げた。
それが八五郎の額を割り、血が流れた。
帰って大家にその話をすると、大家は額の傷を元手に訴訟に持っていこうとした。
すると奉行所では、5貫を貸すから一日一文返しにこい、というお達し。
ついては、八五郎の家は奉行所から遠いので、質屋に一日一文を返し、質屋が奉行所へ持ってこい、となった。
お上に頭が上がらない、民権のない時代。質屋はへへえと従うしかない。
ここで八五郎の大家は頭を使う。
八五郎を毎朝早く起こし、「一文今から返しにいけ」と言う。
八五郎がその通りに毎朝すると、毎朝暗いうちに起こされる質屋は怒り出し、キレて「お上なんかへちまだ、怖くねえ」と言う。
それを聞いていた役人が質屋に問いただす、などすると質屋はもう面倒だ、となる。
質屋は、毎日八五郎からの一文を奉行所に返しに行くたびに〇〇(地区の偉い一人)と五人組を起こして引き連れていき、その人達に毎日礼をせねばならない。
勘定すると、八五郎がお上に借りた5貫を一日一文返すには、十何年かかり、毎日礼を出していると、質屋が潰れてしまうぞ、となった。
考えた質屋は、10両で示談にしてくれという話を八五郎側に提案。
しかし大家は、「額の傷は一生残ります」と千両を提案。
泡を吹いた質屋、百両で示談にしてくれとなり、それで収まった。
質屋は最初の一文を惜しんだ(「一文もやれねえ」というケチの比喩のこと)ために、100両失ったという話。
ここには、よくある取引のイリュージョンマジック、コツがあるのだろう。
始め千両と言われていると、百両が安く感じられる。
値切ることをゲームのようにして楽しむ現場では、客側が店主に「1000円?高いわ。100円に負けて」と言い、「んな馬鹿な、100円は安すぎる、600円ならええわ」と、客の思うつぼ(を軽く超えてくる世界線)ということもあるだろう。(実は客は800円でも安いと思っていた、というような胸の内。)
ここは、相手の本音を表情などで読みつつするゲームの現場の醍醐味なのだろう。ポーカーフェイスという言葉が市民権を得ているのは、生活の現場にもそういう要素があるから。
冒頭、神田の三河町の話が出て来て興味深い。
徳川家康の治世の時代、家康の故郷三河から人がやって来てここに住み着いたため、三河町となったとのこと。労働者が多く、ゆえに賭博が盛んになったという。
★三河町(みかわちょう)は、江戸時代から昭和初期にかけてに存在した町名。町域は現在の東京都千代田区内神田1丁目と神田司町2丁目付近および神田美土代町の一部にあたる。
町名の由来は、徳川家康が入府したさいに帯同した三河の下級武士がこの地に移り住んだことによる。江戸でもっとも古い町の一つであり、1丁目から4丁目まであった。明治時代には東京市神田区三河町となったが、1935年(昭和10年)に1丁目が鎌倉町と、2〜4丁目が神田司町と合併したことにより町名は消失した。★
(千代田区)
(三河国 地図)
★三河国(みかわのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東海道に属する。三の大字を用いて参河国(參河國)とも表記する。現在の愛知県東半部[1]。★
★三河国(みかわのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東海道に属する。三の大字を用いて参河国(參河國)とも表記する。現在の愛知県東半部[1]。
「三河」の名称と由来
『古事記』には「三川」と表記され、7世紀の出土木簡にもみな「三川国」と記されている[2]。律令制-平城京までは「参河」と表記。長岡京以後は、「三河」と表記したことが、木簡から判明している。また、万葉集には三河は水河とも当て替えられている。
「三河」の国号の由来は不明である。山崎闇斎は、再遊紀行の中で、参河風土記逸文と称して、三大河説を唱える。さらに、江戸中期の三河国二葉松で、序文の著者である小笠原基長と太田白雪がこの三大河説を補強する。古事記伝や東海道名所図絵にも引用されていく。諸国名義考;斎藤彦麻呂にも引用されているが、三大河説に疑義を唱え、大川を称え御川という自説を載せている。尾張藩士の岡田啓による三河国号起源;参河国全図;天保8年や渡辺政香;参河志にも引用される。★
片っ端から喫茶店|TVO テレビ大阪 (tv-osaka.co.jp)
パンケーキとは、パン(食事)+ケーキ(デザート)という、ハレとケオールインワン祭りなのだと思う。ハレとケ - Wikipedia
★ハレとケとは、柳田國男
によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。
民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表している。
ハレの場においては、衣食住や振る舞い、言葉遣いなどを、ケとは画然と区別した。★
服はその人の内面なんだな、と思う。
こんな個性のある服に埋もれずいられるのは、徹子さんの個性のパワーが対等だから。
本日3月30日は、イースター(復活祭)。復活祭とは、十字架に架けられ死去したキリストが三日目に復活したことを祝う祭。復活祭 - Wikipedia
(『復活』(シモン・チェホヴィッチ(ポーランド語版)画、1758年)。復活したイエス・キリストが弟子達の前に現れている場面が描かれている。)
(ロシア帝国で発行された、復活祭を祝う家族が描かれた絵葉書。左上には「ハリストス復活!」と教会スラヴ語で書かれている。)
★復活祭(ふっかつさい、ギリシア語: Πάσχα、ラテン語: Pascha、フランス語: Pâques、英語: Easter、ドイツ語: Ostern、ロシア語: Пасха)は、磔刑にされて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教においては最も重要とされる祭[1][2][3][4][5][6]。★
キリストが生まれた日(クリスマス)より復活した日の方がこの宗教において重要なのは、奇跡的で雪辱を晴らす感があり、生活を続けている大人たちに活力(敗者復活的、生きながらにして生まれ変わる勇気)を与えるからだろう。
だから卵で再誕を祝福。🥚🥚🥚ペイントした卵(イースターエッグ)を隠して見つける遊びなどをする、人類。
イエス・キリスト=神とは、究極の三人称なのだろう。天の岩戸を想起。というか、隠れるとしたら、当時この星では岩しかないのだろう。
★天の岩戸(あめのいわと、あまのいわと)[注釈 1][1]は、日本神話に登場する、岩でできた洞窟である。天戸(あめと、あまと)、天岩屋(あめのいわや)、天岩屋戸(あめのいはやと、あまのいわやと)[注釈 2]ともいい、「岩」は「磐」あるいは「石」と書く場合もある。
太陽神である天照大御神が隠れ、世界が暗闇に包まれた岩戸隠れの伝説の舞台である。★
(天岩戸神話の天照大御神(春斎年昌画、明治22年(1889年)))
チョコレートのイースターエッグ🥚🥚🥚現代人はお祭りとあらば何にでも便乗し、楽しみや商機とする。
日本では、ひな祭りに卵の殻でお雛様を作る。
家庭学校。上の子が下の子の先生。「入ってないと、教えられないからね」04:50~「まいったなー」「こういうのを僕は置いて帰って怒られるんですよねー」春の食卓
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中であったら
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店こどものとも7月号「ジッタとゼンスケ ふたりたび」発売中です
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「ひゃくえんだまどこへゆく?」コインの世界一周の旅発売中です
男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた! 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......! いったいどこまで行ってしまうのでしょうか? 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
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以下、九螺ささら名義の著書です
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