春分March
スピッツの「ロビンソン」。このイントロは、Jポップの「切ない」の到達点
三遊亭圓生の、「福禄寿」。
タイトルの「福禄寿」は、人生の三大幸福のこと。「良い事」「金」「長生き」のことかと思った。
深川に18人きょうだいの長男と次男がいた。
長男「ろく」は現在55歳。しかし、父親からもらった資産で商売をしても何度も倒産。その後、自分の弟である次男の「ふくじろう」から借金をしても倒産してきた。
12月28日の雪の日。
またろくが、母親の所に金の無心に来た。その額300円。
母と父は、商売が上手くいっている次男ふくじろうの家に住んでいる。
そこへろくは、ふくじろうに見つからないように、母にこっそり無心に来たのだった。
それを知ったふくじろう、300円ぴったりを、母に「誰かが借金を願い出てきたらこれを」と持ってきた。
コタツの中に隠れていたろくは、ふくじろうが退出してから出ると早速その金を貸してくれと言う。渋っていた母が貸すと、弟が持ってきた酒も飲むろく。
しかし雪の日。酔って雪下駄履きのろくは、家を出てすぐの角で転んだ。その際おっかさんから借りた300円のはいった包みを落としたのだが、酔っていたろくは気づかない。
そこへ用事から帰ってきたふくじろう、ふと、自分の雪下駄に何かが挟まったのに気づく。
見ればそれは、さっきおっかさんに貸した300円の包み。
「おっかさん、これ、どうなさったのです」とおっかさんのところへ行くと、ろくが落としたと分かった母は「情けない」と泣き出す。
「なにおっかさん、私は、兄さんが借金に来たと知っていて、この300円を持ってきたのです」とふくじろう。
おっかさんが更に泣くと、
「金は天下の回り物、私もそう心得ているつもりですが、本当に、人には分限というものがあるのですね。一升袋には一升しか入らない。人にはそれぞれ身に着く金というのが決まっていて、それ以上持つとこうやって、身から金が離れていってしまうのかもしれません」
それを外で聞いていた、戻ってきた兄のろく。
「ふくじろう、すまねえ。頼むがその金の中から10円だけ貸してくれねえか」
と言い、改心し切って、福島へ行き田地を買い農業をし、その資金を元手に北海道へ行き、亀田村という所を開墾して成功したという話。
この長男と次男の関係は、派手に失敗(トライ&エラー)し続けている長男を反面教師(目の当たり)にして、次男が失敗せず成功している、とも言える。それを直感するから、次男は長男に金を用意するのだろう。いわば長男が、次男の人生の下書きをしてくれていて、次男はその下書きの中から一番いい線を取って清書している。と考えると、長男と次男はニコイチ。
雪下駄。
車のタイヤのスノーチェーンのような、鋲。
こちらは七福神の福禄寿。
片っ端から喫茶店|TVO テレビ大阪 (tv-osaka.co.jp)
カフェゆるる店主さんは、学生時代に児童文学を学んでいたという
【豊中】店主さんの遊び心が満載!絵本を思い切り楽しめる「カフェゆるる」|まちっと北摂 (machitto.jp)
わたしは学生時代、よく落合恵子さんが主宰するクレヨンハウスに行った。
絵本・木のおもちゃ・オーガニック通販専門店|クレヨンハウス (crayonhouse.co.jp)
主宰・落合惠子より|クレヨンハウス|クレヨンハウス (crayonhouse.co.jp)
「素敵な大人になることは、とっても難しいことです」というエール
★30年を経てよみがえる、血縁を超えた〈家族〉のかたち。 1980年代、直木賞候補の常連だった作家・落合恵子が1990年春、一冊の小説を世に送り出した。 刊行から31年後、コロナ禍にあるその後の「家族」の姿を加筆し、人びとがつながることへの願いを込めて、描き下ろしの挿画とともに今、復刊する。 「血縁の家族に疲れ切って、「結縁」の家族を新しくつくりあげる人々を書いた『偶然の家族』。この小説には、年が離れたゲイの恋人同士も登場する。同性愛者であることで、血縁とは疎遠にならざるを得なかった過去を持つふたりである。親しい文芸関係の編集者から、言われた。「なぜ、敢えてゲイを書く必要があるのだ」 なぜと問われても、わたしが心惹かれるのは、書きたいのは、社会の枠組みから、ともするとはずれがちなひと、はずされる人々なのだ。」 ( 『「わたし」は「わたし」になっていく』= 東京新聞刊= より)★
屋台の店主の手際の良さを見ていると、「急に頭が良くなった気」がしてくる。無駄が省かれている作業を見ることが、「勉強」なのだろう。人生とは、どうやって自分に不要な無駄を省くかの時限戦。
中国からすると、福岡は近いのだろう。邪馬台国(九州にあった説)を想起。こういう外交関係だったのだろう。邪馬台国 - Wikipedia
08:09~犬になった子供たち(笑)
01:04~「コッコ、良く分かってるでしょ?」02:33~リタくんの、洞窟大冒険
リアちゃんへのお金教育
リタくんの言葉の輪郭が、急にハッキリし出してきている。喃語から単語への、移行期
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号
の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中であったら
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店こどものとも
7月号
「ジッタとゼンスケ ふたりたび」
発売中です
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ジッタとゼンスケ ふたりたび (こどものとも2023年7月号) |くら ささら, くりはら たかし |本 |通販 |アマゾン
オオカミの兄弟、ジッタとゼンスケは、大仏さまをおがむために、はるばる都にやってきました。その道中で、ふたりは氷をキツネのお殿様に届ける仕事を任されることに。しかし、行く先々には数々の困難がふたりを待ち構えていました。果たしてふたりは、氷が溶けないうちにお城にたどりつけるのでしょうか? 新感覚時代劇絵本。
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【5~6才向け】こどものとも|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
「ひゃくえんだまどこへゆく?」コインの世界一周の旅発売中です
男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた! 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......! いったいどこまで行ってしまうのでしょうか? 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
![](https://www.fukuinkan.co.jp/img/goods_img/04-0443_01.jpg)
くらささら名義の他作品🐪「ひみつのえんそくきんいろのさばく」🐪
![](https://www.fukuinkan.co.jp/img/goods_img/03-0797_01.jpg)
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