啓蟄March
春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど「歌は思えど」とは、(鶯が歌を)歌おうとするがまだその時期ではない、と思いとどまること。「賦」とは中国韻文の文体の一つ。
「早春賦」は、モーツァルトの「春への憧れ」に雰囲気がそっくり。春への憧れ - Wikipedia
五代目柳家小さんの、「粗忽の釘」。
そそっかしい(粗忽の)大工がかみさんと引っ越しをした。
すると新居でかみさんが「あんた、その箒が寝ちまってるんだ。箒を掛ける釘を打っておくれよ」。
大工は受け合ったものの、蜘蛛の巣を見つけそこから出て来る蜘蛛を見ると、釘で打ち殺そうとした。すると蜘蛛は逃げ、長い釘は壁を貫通。
「お隣さんの壁に抜けてるかもしれないから、あんた、ちょっと行って見てきてよ」とかみさんに言われ、大工は家を出たものの、向かいの家に行ってしまい、主人に「あんた、いくらその釘が長くったって、向かいの家には突き抜けないよ」。
「すんません、間違っちまった」と隣りの家に行くと、そこの主人が「よく分かんないからあんたんとこから叩いてみてよ。それでどの辺か見当がつくから」。
大工が家に戻って叩くと、「分かった、ここか」と隣りの主人。
大工が隣りの家に行くと、「見てごらんよあんた、仏壇の阿弥陀様の喉仏を貫通してるよ」。
それを見た大工、「こんな所から釘が出てる。こりゃ大変だ、明日からここに箒を掛けにこなきゃいけねえ」で下げ。
粗忽者ここに極まれり、という話。最後で急に焦点が定まる、とても面白い噺だと思った。
片っ端から喫茶店|TVO テレビ大阪 (tv-osaka.co.jp)
一人で一万回再生しているほど大好きな番組に出られたユヒャンさんの興奮が伝わってくる。「恥ずかしいって快感」「おしゃべりアスリート」
「流れる千年」という店名が、『百年の孤独』のようで文学。
ガルシア・マルケスの、『百年の孤独』。ガブリエル・ガルシア=マルケス - Wikipedia
ビビンバのようにかき混ぜながら食べるかき氷、パッピンス。パッピンスは小豆入りのかき氷のことで、かき氷はピンス。「パッ」が小豆という意味なのかと思った。
★ピンス(朝: 빙수、英: Bingsu)とは刻んだ果物、コンデンス ミルク、フルーツ シロップ、小豆などの甘いトッピングが入った韓国のかき氷である。bingsooとも表記されることもある。小豆を使ったものはパッピンス(朝: 팥빙수 英語: Pat-Bingsu)と呼ばれる。★
(Patbingsu and nokcha bingsu (green tea bingsu) being served along with cherry tomatoes.)
ピンス製造過程。
ラジオ文芸館重松清作、『また次の春へ トン汁』。
母の葬式から帰った夜、父が作ってくれたもやし入りのトン汁。その後それは、一家のソウルフード、パワーフードになった。例えば姉ちゃんは、失恋したときそれを自分一杯分作って唐辛子をかけて飲み干し、汗をいっぱいかいて乗り超えた。
視点は三人きょうだいの末っ子の男性。母が亡くなってから40年。三人きょうだいにはそれぞれ家族がいて、末っ子の彼は、東日本大震災の被災地の炊き出しで、あの日の自分くらいの男の子に、もやし入りのトン汁を紙コップに入れて振る舞う。
頑張れの気持ちの、40年を経たバトンリレーのような一遍。
★「俺、高校に受かったら、本とか読もうっと」。幼馴染みの慎也は無事合格したのに、卒業式の午後、浜で行方不明になった。分厚い小説を貸してあげていたのに、読めないままだったかな。彼のお母さんは、まだ息子の部屋を片付けられずにいる(「しおり」)。突然の喪失を前に、迷いながら、泣きながら、一歩を踏み出す私達の物語集。★
Amazon.co.jp: また次の春へ (文春文庫 し 38-14) : 重松 清: 本
ずっと見ていられるのは、動きに無駄がないから。名曲とはつまり、無駄のない音の行進
★草餅(くさもち)は、
に代表される草を練りこんだ餅の一種。和菓子としても扱われ、春の季語でもある。
概要
現代では草餅に用いされる草とは主に蓬であるが、
古くは母子草
(春の七草のゴギョウ)を用いて作られ、名称も草餅でなく母子餅とよばれていた[1]。 餅に草を練りこむという風習は、🔶草の香りには邪気を祓う力があると信じ🔶、上巳の節句に黍麹草(鼠麹草、母子草)を混ぜ込んだ餅を食べる風習が、中国より伝わってきたものと考えられており、この風習は平安時代には宮中行事の一つとして定着していたことが『日本文徳天皇実録』(9世紀成立)嘉祥3年(850年)5月条に記されている[1]。[注釈 1]★
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「草の香りには邪気を祓う力があると信じ」というより、実際に殺菌・虫除けになったのだろう。そして草の香り(ハーブ)の効果で気分がよくなり、その後の言動も良くなり、結果悪いことが起きなくなった(邪気払い)のだろう(それを科学的にではなく直感的に分かって信じさせるようなワードで言語化できていたのが例えば陰陽師)。
★蚊取り線香(かとりせんこう)とは、主に蚊を駆除する目的で、線香に除虫菊
の有効成分(ピレトリン)や類似のピレスロイド系成分を練り込んだ燻煙式渦巻き型の殺虫剤である。★
落ち着く動画
リアルジブリ
田舎の実家(お婆ちゃんち)=ASMR。つまり何でも揃っていて、訊けば答えてくれる知恵の宝庫としての先人がいて、気兼ねせず、寛げ集中もできる環境。
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中です
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店こどものとも7月号「ジッタとゼンスケ ふたりたび」発売中です
ジッタとゼンスケ ふたりたび (こどものとも2023年7月号) |くら ささら, くりはら たかし |本 |通販 |アマゾン
オオカミの兄弟、ジッタとゼンスケは、大仏さまをおがむために、はるばる都にやってきました。その道中で、ふたりは氷をキツネのお殿様に届ける仕事を任されることに。しかし、行く先々には数々の困難がふたりを待ち構えていました。果たしてふたりは、氷が溶けないうちにお城にたどりつけるのでしょうか? 新感覚時代劇絵本。
【5~6才向け】こどものとも|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
「ひゃくえんだまどこへゆく?」コインの世界一周の旅発売中です
男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた! 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......! いったいどこまで行ってしまうのでしょうか? 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
くらささら名義の他作品🐪「ひみつのえんそくきんいろのさばく」🐪
ひみつのえんそく きんいろのさばく (こどものとも2022年8月号) |くら ささら, 木内 達朗 |本 |通販 |アマゾン
以下、九螺ささら名義の著書です