３月March
今の季節にぴったりな、聖子さんの「ストロベリータイム」
十代目金原亭馬生の、「笠碁」。笠碁 - Wikipedia金原亭馬生 (10代目) - Wikipedia
「碁敵（ごがたき）の憎さもにくし懐かしい」という川柳の落語版。
憎くて憎くて仕方ない（つまり人間力が釣り合っている）２コ１（にこいち）の碁敵（ごがたき）の、反発と仲直りの話。
二人とも、碁会所などには絶対いかない。なぜなら、そこには強すぎる相手しかいないから。自分と碁が打てるのはこの相手だけだと二人の旦那は心得ている。ゆえに気を許し、つまり喧嘩が絶えない。
話の発端は、ある日、片方の旦那Aの家で碁を打っていた際、もう片方Bが待ったをかけ、Aが「待ったなし」と言うと、「Bが金に困って貸したとき、利子付きで返すのを待ってやっただろう？」と何年も前のことを蒸し返したことに始まる。
そこから、へぼだの懐が小さいだの、言い合いが始まり、決裂。怒ったBが帰ると、双方旦那ゆえにやることがなく、暇でつまらなくて仕方ない。どちらの家の人も、「碁会所に行けばいいのに」と言うが、二人とも、「あんな所、面白くもなんともねえ」。
Bが、Aの家に煙草入れを忘れてきたことを思い出し、Aも、Bがこの煙草入れを取りに来るんじゃないかと期待していた（ゆえに絶対に奉公人に取りに行かせない、届けさせない。煙草入れが愛の人質）。
強情っぱりの二人だが、どうしても碁がしたい、しかもAはBとだけ、BはAとだけ、したい。幼馴染の二人は、相手をまるで自分のことのように熟知していて、碁も人生も手の内が分かるから、他の人では駄目なのだ。
この辺りの様子が、馬生の演技でよく分かる。馬生が愛された噺家なのだということが、この動画一本で伝わってくる。得意の演目だったのではないだろうか。
ある雨の日。矢も楯もたまらず、Bが、Aの家に煙草入れを取りに行くことを決心（笑）。何もこんな日に、という感じだが、どうしても、今日なのだ。煙草入れなど実はどうでもいい、ただの口実。本当は憎くて憎くてしょうがない、憎ませてくれる愛すべきアイツに会いたいだけ、そして碁を打ち合って、生きて今ここに在ることの不思議な実感を共に味わいたいだけ。
Bが家を出ようとすると、傘は使わないでと家人に言われる。Bはそうだ、と富士山に登ったときの笠を頭にかぶり、雨に濡れないよう身を縮めてAの家へ行く。
しかし、喧嘩別れしたものだから、気まずくて、なかなかAの家に入れない。それを中から見ているA。「あいつは何してるんだ、家の前を行ったり来たり。濡れちまうじゃねえか」とやきもき。Bが決心をして戸を叩くと、待ってましたと浮き立つも、それを悟られぬよう、すまし顔。
碁を始めると、「雨漏りか？」とA。いや違う、Bの笠から碁盤に雨水が垂れてるんだ、と、いかに二人が碁を打ちたかったか（笠を取るのも忘れていた）が伝わってくる、江戸人情話。
馬生の、碁敵が来たときの晴れやかな顔にこっちも幸せな気分になった。
「今から一緒にこれから一緒に殴りにいこうか」のバディソング、チャゲアスの「ヤーヤーヤー」を想起（笑）
コッツウォルズ、素敵コッツウォルズ - Wikipedia
和訳すると白川郷なのかなと思った。白川郷 - Wikipedia
14:30～観覧終了のお知らせに号泣
「今度さ、コッコの誕生会のときにさ、一緒にディズニーランド行こ」「うん」ハムスターの名前が、ハムスカー
ヤマアラシ、可愛い
冒頭「ヤマアザラシ、失礼」と言い間違えるのも一興。原稿がそうだったのかも（笑）
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中です、
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート！ クックククック、さあ作ろう！ シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽（だけ）まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」
では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく？』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
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福音館書店こどものとも7月号
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