３月March
大貫妙子の「ピーターラビットとわたし」鼻ピクピク いたずら好き お母さんを 困らせてる
「算段の平兵衛」算段の平兵衛 - Wikipedia
庄屋殺人事件。
庄屋がお花という妾を囲っていた。しかし妻にバレ、庄屋は手切れ金を渡し別れることに。それでも悋気（りんき）な（嫉妬深い）妻は、お花が独身でいたらいつあんたとよりを戻すか気が気じゃない、と言う。庄屋は考え、独身の、算段の平兵衛と呼ばれる、就農していない、人間関係を仲裁したり金の斡旋をしたりしている男に話を持っていった。すると平兵衛はお花と夫婦になった。
しかし平兵衛とお花の所帯はすぐ金がなくなった。稼いできてよとお花が言うと、平兵衛は賭博をするが、負け続ける。
切羽詰まった平兵衛は、お花を使って庄屋を連れ込み「間男だ！」と叫んで金を巻き上げる美人局（つつもたせ）を思い付く。
庄屋が前を通ると、平兵衛は隣りの部屋に隠れ、お花が庄屋を呼び込む。まだお花に惚れている庄屋が入ると、お花はお神酒（おみき・それしか酒がない。ここで庄屋を酔わせてガードを緩くし、死体も酔っていないと後がマズくなる）を飲ませ、手を握らせる。そこへ平兵衛が「間男だ！」と出て行き、首を絞めたふりをしようとすると本当に力が入り、高齢の庄屋は死んでしまった。
さあどうしよう、と算段の平兵衛は算段し、庄屋の妻がいる離れ（母屋は息子夫婦）に死体を引きずっていき、戸に立てかけた（＠夜中）。庄屋の声色を真似て「開けてくれ」と言い、庄屋の妻が開けたら、もたれかけさせておいた庄屋の死体が後ろに倒れ、頭を打って死んだ、となる算段である。
しかし庄屋の妻は、「またお花の所にでも行ってきたんでしょう？」と開けない。平兵衛が「このままだと村の恥になる。恥になるくらいなら首を吊って死ぬ」と言うと、「首吊りでも何でもしなさいよ」と庄屋の妻。それはいいアイデア、もらった、と平兵衛が庄屋の死体の首に縄をかけて松の木に吊って帰宅すると、翌朝戸を開けた庄屋の妻がキャー！と驚く。どうしよう、村中の恥だわ、と考えた庄屋の妻、「そうだ、算段の平兵衛さんに算段してもらおう」。
庄屋の妻が平兵衛の所に行くと、「ええ！？庄屋さんが死んだ？」と平兵衛は驚いてみせる。「25両払うから何とかしてもらえないかしら」に、そんなら、と算段する。
そして平兵衛は、庄屋の死体に派手な浴衣を着せ、操り人形のように動かしながら、盆踊りの稽古をしている隣り村へ。
庄屋の手で隣り村の者の首にペタ、ペタ、と触ると、「冷てえ。どっかの村のもんが、うちらの盆踊りをぶっ壊しに来たぞ、誰だ？こいつだ！」となり、死体はぼこぼこにされた。
「あれ？俺たちの暴行で死んでしまった！こいつは隣り村の庄屋だぞ。これがバレたら下手人（げしゅにん・殺人犯）を出さねばならない。町村合併なんかできなくなるぞ」となった村人、「そうだ、算段の平兵衛さんに算段してもらおう（相談とは違う。ヤバい案件の裏処理）」。
話が来ると、平兵衛はまた「え？庄屋さんが死んだ？」と驚いてみせる。「25両やるからなんとかしてもらえんか」と言われると、そんなら、と算段する。
「崖から落としてくれ。下で提灯を振るから、それが合図だ」と言うと、死体は崖から落とされ、平兵衛が駄目医者を連れてくると、酒に酔っての転落死（事故死）、と判断された。
さて一件落着、と平兵衛が寝て起きると、お花は見当たらず、書置きに「50両はもらった。さよなら」とルパンの峰不二子のようなラストで下げ。
事件解決のシーンは、コナンぽいとも思った。
算段しますのところは、一休さんのなむさんを想起。
サイコロの丁半賭博（２個のサイコロの目の合計が偶数なら丁度の丁、奇数なら、半端の半）で、２個のサイコロが縦に積むと金は胴元に入るというシステムになるほどと思った。丁半 - Wikipedia
阿久悠 作詞の「林檎殺人事件」
「あああ悲しいねえ、悲しいね」と一応言ってからの（笑）、「殺人現場に林檎が落ちていた。ガブリと齧った歯形が付いていた」のワープ現場感が凄い。林檎殺人事件 - Wikipedia
昭和は、「〇〇殺人事件」的タイトルのミステリーがお洒落に響いたお祭り騒ぎ時代。彼岸の霊を常時招いていた一億総盆踊り時代とも言える。
ハハハハ！（笑）
どういうこと？（笑）
「晴れ、ときどき殺人」。昭和飽食時代の、「なんかもっと刺激的なの、ないの？」という倦怠一歩手前のムードだからアリだったタイトル。
「必要なのは、フィジカル、メンタル、インテリジェンス」
基本人間とはそう、と思う。その基本を自問自答しながら突き詰めることになるお仕事。
コペンハーゲン
キャベツが山盛り
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中です、
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート！ クックククック、さあ作ろう！ シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽（だけ）まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ
作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」
では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく？』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
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福音館書店こどものとも7月号
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男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた！ 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......！ いったいどこまで行ってしまうのでしょうか？ 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
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くらささら名義の他作品🐪「ひみつのえんそくきんいろのさばく」🐪
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