雨水February
SF的タイトル、「懐かしい未来」。愛しいすべてを抱きしめて旅立つときは、懐かしい未来。死の昇華(詩化)と思った
歌っているステージは、ヴァンジ彫刻庭園美術館。
建っているのは、クレマチスの丘。
彫刻家ジュリア―ノ・ヴァンジの個人美術館(2023年9月で閉館)ジュリアーノ・ヴァンジ - Wikipedia
「不思議の五圓」持参金 (落語) - Wikipedia
番頭(奉公人の頭)に手を付けられた奉公人の女性が、妊娠したと嘘をつき、番頭を試した。すると番頭は、これがバレたら旦那からの暖簾分けの話がなくなってしまう、と、知り合いの金物屋に相談。すると金物屋は、「ぼーっとした男を探し、そいつに持参金付きで嫁に出せばいい」とアドバイス。その話通りにしてくれと番頭が言うと、ある職人のところに、金物屋が持参金二十圓付きの嫁の話を持ってきた。聞けばその嫁は、「見た目は悪い」が働き者、但しお腹に子がいると言う。その朝、件の番頭が来て「貸していた二十圓を返せ」と言われていた職人は、「今夜その娘と結婚します」(ここで名前や勤務先など詳細を聞いていないことが肝心)。
やって来た娘は、幼い頃に両親を亡くし、涙を汗に変えて生きてきたためよく気の付くいい子。しかし持参金は付いてこない。どうしたと聞くと、金物屋は口ごもる。
職人の家に、番頭が返金を求めてまたやって来た。話を聞けば、自分が店の子に手を出し、妊娠、困ったことになったと金物屋に相談すると、ぼーっとした男を見つけ、持参金付きで嫁に出せば、と言い……。と聞いているうちに、そのぼーっとした男が自分と分かった。
「その嫁、うちにいます」と職人が言うと、番頭は驚くも、金は天下の回りものと言うが、この架空の金はぐるぐる回り、永遠に発生しない、チャラにしよう、となった。
職人が後で嫁に訊くと、「妊娠は嘘、番頭を試した、そして番頭は自分ではなく暖簾分けを選んだ」、とのこと。
ほーっとなる、職人。
「偕老同穴、仲良く生きていきましょう」と言う嫁に、「不思議な御縁ですな」と職人。「いえ、二十圓です」と嫁が言って下げ。
枕など所々に、「『お笑い』とは下ネタ、ルックスへの蔑み」だった昭和時代の名残。
★偕老同穴
[かいろうどうけつ]
定義
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〔同穴は詩経王風,大車の語。生きている時はともに老い,死んでからは同じ墓に入る,の意〕夫婦が愛情深く固く結ばれていること。
"同穴" ·-
カイロウドウケツ科の海綿動物の総称。形は花瓶状・円筒状などで,長さ3~80センチメートル。細かい籠かごの目状の組織からできている。100~1000メートルの深海の泥中に直立する。体腔内に雌雄一対のドウケツエビがすんでいることがあり,このエビは生涯外へ出ることなく一緒にすむことから「偕老同穴」の名がつけられたが,現在では海綿の方の名となった。ビーナスの花籠。★
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(ガラス繊維の拡大)
ヴィーナスの花籠で暮らす、ドウケツエビの夫婦
ドウケツエビ、綺麗
足立美術館、素晴らしい足立美術館 - Wikipedia
広重の『東都三十六景 亀戸梅やしき』
右はゴッホの模写
穏やかで幸福で、昔の童話のような世界。素敵な御夫婦と、わんちゃん、ねこちゃん
雪の中のコーヒー、美味しそう
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中です、
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店こどものとも7月号「ジッタとゼンスケ ふたりたび」発売中です
ジッタとゼンスケ ふたりたび (こどものとも2023年7月号) |くら ささら, くりはら たかし |本 |通販 |アマゾン
オオカミの兄弟、ジッタとゼンスケは、大仏さまをおがむために、はるばる都にやってきました。その道中で、ふたりは氷をキツネのお殿様に届ける仕事を任されることに。しかし、行く先々には数々の困難がふたりを待ち構えていました。果たしてふたりは、氷が溶けないうちにお城にたどりつけるのでしょうか? 新感覚時代劇絵本。
【5~6才向け】こどものとも|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
「ひゃくえんだまどこへゆく?」コインの世界一周の旅発売中です
男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた! 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......! いったいどこまで行ってしまうのでしょうか? 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
くらささら名義の他作品🐪「ひみつのえんそくきんいろのさばく」🐪
ひみつのえんそく きんいろのさばく (こどものとも2022年8月号) |くら ささら, 木内 達朗 |本 |通販 |アマゾン
以下、九螺ささら名義の著書です
ゆめのほとり鳥 (新鋭短歌シリーズ40) |九螺 ささら |本 |通販 |アマゾン