立春2月(梅の花)
この時期に聞きたくなる、聖子さんの「チェリーブラッサム」
梅の花は、プラムブラッサムか。
梅の実。
古今亭志ん朝の父、古今亭志ん生の、「孝女おゑん」。
武士で医者の家の、17歳の娘おゑんの話。
おゑんの家は、父とおゑんと妹のお鶴の三人家族。母は死去している。
漢方医を開業した父は、大名の子の風邪を治したことでお抱え医師となり、米と金を褒美にたくさんもらった。
その米と金に目をつけた町のごろつき二人、医者の父に「今いくらでも金があるだろう。だからお歳暮として金をくれ」と集ると、「金はただであげたりもらったりするものではない」と門前払い。
ごろつき二人は博打で負けすっからかん、二人を加えて四人で悪だくみ。
酒屋の〇〇は医者の家の出入り。〇〇の使いだと、医者の家の使用人に嘘をつき、〇〇の家のこどもが急病だからすぐ来てほしいと四人の一人が言った。するとその伝言を聞いた医者は、「遅い時間だが急病ならば」と、使用人を従え出ていく。
四人は、米と金を盗り、上の娘を慰み者にしてからずらかろうと密談。陰でそれを聞いていたおゑん、妹のお鶴に事情を話し、「そんなことになったら武士の恥、お父さんは切腹するしかない。それは駄目。これからお姉ちゃんはあの四人と刀で戦う。でも向こうは男四人だから、お姉ちゃんが死んだら、お父さんに事情を話して」と言い妹を玄関の戸棚に隠し、玄関の床で布団をかぶり、来た四人を一人ずつ斬って仕留めた。
四人を殺したおゑん、奉行所に呼び出されると、「あの四人は入れ墨入りの悪者、いずれお上から首を斬られていただろう。礼を言う」。
孝女おゑんのお話でした、という下げ。
享保18年の暮れから19年初頭の話。
★享保(きょうほう)は、日本の元号の一つ。正徳の後、元文の前。1716年から1736年までの期間を指す。この時代の天皇は中御門天皇、桜町天皇。江戸幕府将軍は徳川吉宗。
★
葛根湯医とは、何にでも葛根湯を出す、藪医者のこと。
★葛根湯(かっこんとう)は、葛根や麻黄などを原料とする漢方方剤の一種[1]。出典は中国の古典医学書籍[2]である『傷寒論』・『金匱要略』。
「葛」の文字を用い「葛根湯」と表記する場合もある[3]。★
麻黄。
薬篭とは、薬箱。
医者の家の出入りの酒屋は、蔵前にあった。
「名刀はその持ち主を救う。」と奉行。「まさもり」と聞こえた。
【刀 銘 武州住細川正守】|文化財検索|とちぎの文化財 (tochigi.lg.jp)
脇差とは、予備の刀のこと。おゑんは家にある脇差で四人の強盗と戦った。
(稲生物怪録の挿絵。向かい合う山本五郎左衛門と稲生武太夫は共に打刀を後ろへ置き、脇差を差して着座している。)
(脇差の刀身と拵え。刀身は15世紀から16世紀前半の相州房宗作、拵えは18世紀作。メトロポリタン美術館蔵)
素敵雪冷蔵庫でキンキンに冷えたジンジャーエール、美味しそう
ウイスキーボンボン。
★ボンボン菓子(ボンボンがし、bonbonまたはbon-bon)とは砂糖から作られた殻で具を包んだ菓子。元々アーモンドを包んだものを指してボンボンと呼んでいたが、今日ではあらゆる種類のフルーツやナッツが具となる。★
(明治期に下賜された漆塗りのボンボニエール(菓子入れ))ボンボニエール - Wikipedia
菊の御紋入りのボンボニエール。菊花紋章 - Wikipedia
匠の技術がミクロに凝縮されているため、見飽きるということがない。
可愛い過ぎる
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号の
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家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
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福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
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