立春February
この時期に聞きたくなる、聖子さんの「裸足の季節」この時代の生演奏のピッチは、歌手本人が決めていたのだと、インタビューで聞いたことがある。そんな緊張感と一体感を感じる
古今亭志ん朝の父の古今亭志ん生の、「天狗裁き」。天狗裁き - Wikipedia
結婚して十何年という夫婦。長屋の一人が百足(むかで)の夢を見て着想を得、表に店を出したら客の足がつき(この時代の、百足からの連想縁起)、大変儲かっている、という話を聞きつけた妻。「あんたもなんか、そういういい夢を見ないの?」と夫に言うと、「見てねえもんは仕方ねえ」。
その後夫の寝姿を見た妻、「あんた、今百足の夢を見たでしょ?絶対見た」と夫を起こすと、「見てねえもんは見てねえ」。
「いや絶対見た」と妻が言い、夫婦喧嘩。それを聞きつけた近所の知り合いが集まり、「見たんだろ?どんな夢だったか教えろ」。「見てねえ」と夫が言うと、大家さんが連れてこられ、「見たならどんな夢だったか言え」。「見てねえ」と夫が言うと、お白洲(その時代の法廷)に連れていかれ、お奉行様が「見たならどんな夢だったか話せ」。「見てねえ」と夫が言うと、奉行が「奉行が怖くないのか?」。「怖い。奉行様より怖いのは天狗くらい」と夫が言うと、天狗の所へ連れていかれた。山の天狗が「見たならどんな夢だったか言え」と言うと「見てねえ」と言った夫、天狗の葉団扇を取り、はたくと、宙に浮いた。「返してくれ、それがないと天狗仲間からハブられる」と天狗が言ってもお構いなし。夫が空を飛んでいると、大金持ちらしいお屋敷発見。庭に下りていくと、使用人たちが慌ただしい。どうした訳かと訊くと、「一人娘のお嬢様が病で、今日か明日かというお命」。見ればお嬢さんは大変な美人。「この病を治したらオレの妻にしてくれるか」と夫が言うと、「それは命の恩人ですから」と両親。夫が葉団扇を一振りすると、娘の病はケロッと治った。早速祝言を挙げることになり、お嬢さんの手を取ると、「なんだよあんた」と聞き覚えのある妻の声。夫は目覚め、「夢か」というオチ。
天狗の葉団扇。ヤツデか。
ヤツデ。
百足(むかで)。
お白洲。
片肌脱ぎの桜吹雪の入れ墨のお奉行様は、「遠山の金さん」だろうか。遠山の金さん - Wikipedia
★遠山の金さん(とおやまのきんさん)は、江戸町奉行・遠山金四郎景元を主人公にした時代劇。
「水戸黄門」「暴れん坊将軍」と同様、「気のいい町人(素浪人)」が最後に「実は権力者」の正体を明かして悪を征し、視聴者はカタルシスを得る。★
「遠山景元」の、町人生活潜入調査時の人格のニックネームが「金」。
こちらが金さん時の遠山景元。
杉良太郎、ハマり役歌舞伎が入っていないと駄目。というか、歌舞伎の現代語訳(笑)。
定型の美。何分に何、と決まっているのに見る安心のカタルシス。(今日もいつもと同じだったと確認したい心理。)
二重生活の「遠山の金さん」は、江戸のお白洲スーパーマン。
新聞記者としての、クラーク・ケント。
「お嬢さんがいたお屋敷」には、築山(人工山)に泉水(人工池)。
築山泉水(つきやませんすい)式庭園、六義園。
六義園は、紀州和歌の浦を模しているらしい。
帆立貝また蛤に巡り合い
枕での、夫婦の縁の不思議を言った句。
いきなり法廷に連れ出される主人公ということに、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」を想起。
片っ端から喫茶店|TVO テレビ大阪 (tv-osaka.co.jp)
カカオの実。
みっちゃん素敵。動きやすいお洒落。
夜10時に田川さんに絡む、徹子さん(笑)黄色と紫の補色のドレス、大胆で素敵
★す‐てき【素敵/素的】
の解説
[形動][文][ナリ]《🔶🔶「すばらしい」の「す」に、接尾語「てき」の付いたものという。「素敵」「素的」は当て字🔶🔶》
★
黄色と紫の補色の取り合わせ。高畠華宵の絵によく出てくる。高畠華宵 - Wikipedia
華宵の絵がある、弥生美術館。
確かに「ジェンダーレスなまなざし」。誰もがフェミニン。
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中です、
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店こどものとも7月号「ジッタとゼンスケ ふたりたび」発売中です
ジッタとゼンスケ ふたりたび (こどものとも2023年7月号) |くら ささら, くりはら たかし |本 |通販 |アマゾン
オオカミの兄弟、ジッタとゼンスケは、大仏さまをおがむために、はるばる都にやってきました。その道中で、ふたりは氷をキツネのお殿様に届ける仕事を任されることに。しかし、行く先々には数々の困難がふたりを待ち構えていました。果たしてふたりは、氷が溶けないうちにお城にたどりつけるのでしょうか? 新感覚時代劇絵本。
【5~6才向け】こどものとも|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
「ひゃくえんだまどこへゆく?」コインの世界一周の旅発売中です
男の子がジュースを買おうと、100円玉を自動販売機に入れようとしたその瞬間......。100円玉がおっこちた! 100円玉は、ころころころころ、坂を転がって、トラックに運ばれたり、空を飛んだり、海に落ちたり。しまいには南極にたどり着いたり......! いったいどこまで行ってしまうのでしょうか? 小さな100円玉の壮大な冒険を描いた絵本です。
くらささら名義の他作品🐪「ひみつのえんそくきんいろのさばく」🐪
ひみつのえんそく きんいろのさばく (こどものとも2022年8月号) |くら ささら, 木内 達朗 |本 |通販 |アマゾン
以下、九螺ささら名義の著書です