立春February
梅の小枝で鶯は 春が来たよと歌います
鶯。
梅に鶯。
こちらは、梅に「鶯色の」メジロ。
メジロ。
鶯色。
鶯餅。
鶯を見る前に鶯を象った鶯色の鶯餅を見たため、わたしは長いこと、鶯色のメジロのことを鶯だと思い込んでいた。
鶯の鳴き声。
メジロの鳴き声。
日本人の理想の春とは、梅の小枝に鶯色のメジロ、そして鶯の鳴き声、という三位一体なのではと思う。
鶯の鳴き声を内蔵したメジロ@梅の小枝。
広重の「梅に鶯」。
わたしはこどもの頃、死ぬほど鶯餅が好きだった。食べちゃいたいくらい大好きな小鳥を、乾いた粉をこぼしつつ食べちゃう隠匿の悦楽@おやつの時間。
(参照・ひよこ饅頭)
うぐいす粉と青大豆。
秋田県産青大豆。
山形県産青大豆。
奈良県産青大豆。
古今亭志ん朝の、「桃太郎」。桃太郎 (落語) - Wikipedia
夜になっても寝ない子に桃太郎の御伽話を始めた父に、息子が的を射た突っ込みを入れ続け理路整然と父の話し方の甘さを説いていると、父の方が寝てしまった噺。
父「昔昔あるところに」息子「昔っていつ?年号は?」という具合。
おじいさんとおばあさんがというのは、実は父と母。でもそれじゃあ現実的で夢がないからおじいさんとおばあさん。
父の威厳は山より高く、母の愛は海より深い。だからおじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは海へ流れる川へ洗濯に行く。
鬼というのは他人、鬼ヶ島とは世間のこと。
鬼退治して宝を持ってくるというのは、出世して金持ちになること。
犬は忠義、猿は知恵、雉は勇気。
その三つが社会では武器となる。
寝物語で子に世渡り・サバイバルの方法を伝授していた昔の親たち。
「桃太郎」は、日本の三大御伽話の一つ。桃太郎 - Wikipedia
あとの二つとは、「鶴の恩返し」と「かぐや姫」だろうかと思った。
(打ち出の小槌をふるう桃太郎とお供の雉・犬・猿。
―山東庵京伝(山東京伝)著『絵本宝七種』(蔦屋重三郎刊、1804年)より。)
★おとぎ話の起源
狭義のおとぎ話(御伽話)は、太閤秀吉が抱えた御伽衆の語った面白話に起源があるとされる。御伽という風習そのものは別名・夜伽(=通夜)にもあるように、古くからある徹夜で語り明かす伝統に基づいている(庚申待)。その晩に話される話を夜伽話、転じて御伽話とされるに至った。★
振れば中から次々何でも出て来る打ち出の小槌は、こどもたちの「あったらいいな」という、ドラえもんのポケットのようなものだっただろう。
★うちでのこづち(打ち出の小槌、打出の小槌)は、振ることにより様々なものが出てくるとされる伝説上の槌(つち)。日本の説話や昔話に登場している宝物のひとつである。鬼の持つ宝物であるとされるほか、大黒天(だいこくてん)
の持ち物であるともいわれ、富をもたらす象徴として描かれている。 かがえられ、説話や物語などに見られる鬼の登場する物語がその原典であろうことが考察されている[1]。★
★岳亭 春信(がくてい はるのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師、戯作者。★
春信の絵。今ならパリコレのセンスだろう。
コムデギャルソンの2018年パリコレでのルック。高橋真琴さんの絵がプリントされた着物。
🔶🔶🔶🔶🔶(打ち出の小槌をふるう桃太郎とお供の雉・犬・猿。
―山東庵京伝(山東京伝)著『絵本宝七種』(★蔦屋重三郎★刊、1804年)より。)🔶🔶🔶🔶🔶
蔦屋重三郎は、出版人。来年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公。
(版元として出版物に登場した蔦屋 重三郎の肖像画)
★蔦屋 重三郎(つたや じゅうざぶろう、寛延3年1月7日(1750年2月13日)[1] - 寛政9年5月6日(1797年5月31日)[1])は、江戸時代の版元(出版人)である。朋誠堂喜三二、山東京伝らの洒落本、恋川春町らの黄表紙、喜多川歌麿や東洲斎写楽の浮世絵などの出版で知られる。「蔦重」ともいわれる。号は耕書堂[1]、薜羅館など[1]。狂歌名を蔦唐丸(つたのからまる)と号し[1]、歌麿とともに吉原連に属した。★
片っ端から喫茶店|TVO テレビ大阪 (tv-osaka.co.jp)
「フェミちゃんフェミちゃん」「ニャー(=^・・^=)」
ナジャさんがハマっている、「TOKAKUKA」。都か区か。
globe+ピコ太郎+昭和バブルのジュリアナ+東京特許許可局、という感じ。
キョンシー入ってる。無表情×キレッキレダンスのギャップが肝。
キョンシー。
猥雑さの即効インストール(令和の栄養ドリンク)、Adoさんの「唱」
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中です、
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
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以下、九螺ささら名義の著書です