大寒winter
春よ来い。これはグランプリ(笑)。スーザン・ボイル的、歌い出した際のギャップ(堂々が過ぎる・笑)。
15年前BGTを世界に広めたスーザン・ボイル
赤阪尊子さん的、己道を感じる。つまり信仰。
古今亭志ん朝の、「唐茄子屋政談」。唐茄子屋政談 - Wikipedia
唐茄子とは、カボチャ(南瓜)のこと。
吉原遊びが過ぎて勘当された大店の若旦那。行くところがなく腹が減り、絶望して川に身投げをしようとしたところ、偶然通りかかった叔父(or.伯父(若旦那の父親と兄弟であることは言及されるが、どちらが年上かは分からない。))に止められ、命拾い。長屋の大家である叔父は甥に、唐茄子売りを指南。
すると甥は、通りかかった気のいい人の宣伝によって残り二個になるまで売りさばいた。
(こちらは本業の人の絵だろうと思う。甥はひょろひょろで天秤をコントロール出来ず、まるで様にならない。)
清岸寺の通りを入ると、「唐茄子一個ください」の声。
「二個どうぞ」と一個分の料金で売ると、甥はそこで弁当(炊いた米に梅干し)を食べ始めた。するとその家の子が、「おまんまいいな」と出て来る。話を聞くと、その子はもう三日も何も食べていないという。その子の父親は元侍。しかし浪人となり、今は小間物屋で方々を売り歩いている。しかし送金が途絶えて久しい。
それを聞いた甥は、その子に弁当をやり、おかみさんに売上金を全部やり、去った。
家へ帰って事情を話すと叔父は「本当なのか?また遊びで売り上げを使っちまったんじゃねえのか?」「いえ違います」と連れていくと、その家のおかみさんが首を吊ったばかり。しかしすぐに見つかったため、助かるかもしれないという。隣りのお婆さんの話によると、甥が出て行ったあと、おかみさんはそのお金を返そうとして通りを走った。すると大家が出て来て話を聞き、「滞納した家賃としてそれをもらう」と金を取った。
隣りのお婆さんの話を聞いた甥はかっとなって大家の家に怒鳴り込み。大家の傲慢な性格を常々嫌がっていた店子たちは、ここぞとばかりに盛り上がった。おかみさんは助かったらしい様子。
このことがお上に知れて大家にお咎めがあり、若旦那(甥)の勘当も解けた。
情けは人の為ならず、で下げ。
基本庶民の長屋で出来ている江戸の町は、他人に与えた情けは巡り巡って自分の元に帰ってくる、循環型社会。
傾城(けいせい)に可愛がられて運の尽き
傾城とは、城を傾けるほど城主が惚れこんでしまう、美女のこと。ここでは若旦那の推しの吉原の花魁のこと。
傾国は、その国版。
若旦那(甥)は吉原の花魁に「あんたが勘当されたらあたしがいくらでも養ってやるよ」の言葉を信じて遊びまくり、いざ勘当されたら、その花魁は雲隠れ、若旦那は路頭に迷って自殺を図る。しかし若旦那は、叔父に助けられると目が覚めたように生きたいスイッチが入る。叔父は「死ぬ気になった奴は嘘じゃねえだろう」と甥に人生修業してやる。
この話は、前半は立身出世もの、後半はわらしべ長者っぽいと思った(わらしべ長者は超ラッキーな、直線右肩上がり立身出世もの(スピード出世))。
噺に出て来る、吾妻橋。吾妻橋 - Wikipedia
★橋名ははじめ「大川橋」と呼ばれた[1]。これは近辺で隅田川が「大川」と呼称されていたことにちなむ。しかしながら、俗に江戸の東にあるために町民たちには「東橋」と呼ばれており、後に慶賀名として「吾妻」とされた説と、東岸方面の向島にある「吾嬬神社」へと通ずる道であったことから転じて「吾妻」となった説がある。いずれにしても、1876年(明治9年)6月17日[2]に木橋として最後の架け替えが行われた際に正式に現在の橋名である「吾妻橋」と命名された。★
歌川広重 作・名所江戸百景 両国橋大川ばた 名所江戸百景 - Wikipedia
噺に出て来た、清岸寺 - Wikipedia
若旦那(甥)は、本所の達磨横丁から吾妻橋、田原町へ唐茄子の天秤を担いでいく。【本所 横町(横丁)】達磨横丁 | 江戸町巡り (amebaownd.com)
【浅草區 】 田原町 (たわらまち ) - 帝都東京大辞典 (teitotokyo.net)
(本所の達磨横丁)
売り文句「とうなすや~」の稽古は、吉原の裏の畑で。
片っ端から喫茶店|TVO テレビ大阪 (tv-osaka.co.jp)
象が描いてある日本の魔法瓶とは、象印のことなのかなと思った。
象印魔法瓶。魔法瓶という商品名が、魔法。
こどもの頃、用もないのに家の魔法瓶を押してばかりいて、すぐに中身がなくなり、スーッ、スーッ。それでも押し続けた(笑)。押すだけで魔法がかかる気がして。
メロンブーケって(笑)、素敵↑
お知らせ
わたしが文を書きました、福音館書店こどものとも 年中向き 2月号
の
「クックククックレストラン WELCOME TO THE RESTAURANT!」、発売中です
家族みんなでレストランに来ました。注文したのは、ハンバーグ、ナポリタン、ミックスピザに、特製デザート! クックククック、さあ作ろう! シェフたちが自慢の腕をふるって、ごちそうを作ります。つぎつぎと料理ができあがっていく過程を、弾むような言葉と踊るような絵で、美味しく楽しく描いた作品です。
【4~5才向け】こどものとも年中向き|月刊誌のご案内|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店(ふくいんかんしょてん) (fukuinkan.co.jp)
心のこもった温かく素晴らしい絵を描いてくださったのは、優しい天才イラストレーター、嶽(だけ)まいこ さんです
お手にされた方は、嶽さんが描くおいしそう過ぎる絵を、どうぞ隅々までお楽しみになってくださいませ
嶽 まいこ / Maiko Dake (dakemaiko.com)
嶽 まいこ / Maiko Dake (@mk_dake) / X (twitter.com)
閉じ込み付録「絵本のたのしみ作者のことば」には、
「ワクワク クックク レストラン」と題して、
この絵本が生まれるもととなった、こどもの頃の思い出を書いております
プロフィール絵は、わたし作・ぶたさんシェフです
どうぞよろしくお願いいたします(=^・・^=)
閉じ込み付録の「おたよりのへや」では、読者の方から『ひゃくえんだま どこへゆく?』の感想をいただいております。
どうもありがとうございます
ひゃくえんだま どこへゆく?|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
福音館書店こどものとも
7月号
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