星お月様星空『アメリカの恐怖 Big Brown Eyes』1936年星空お月様星

未定義

Big Brown Eyes (1936)

 

ケーリー・グラントとジョーン・ベネットが恋人役で出演する、ドタバタ劇。

Big Brown Eyes (1936)

Big Brown Eyes (1936)

 

Big Brown Eyes (1936)

 

殺人事件の真犯人が陪審で無罪になったことに腹を立て、元ネイリストの新聞記者の女性と警官は、共に職を辞した(警官の辞職願は受理されていなかった)。

右の親指に傷がある男が真犯人のボスで、彼が、生かしておくと都合の悪い真犯人を殺す指示を手下に出し、手下は真犯人を殺した。

ネイリストに復職した女性が、仕事中に偶然右の親指に傷がある男を見つけ、その理容院に恋人の警官がやって来て、御用、という話。

 

殺人犯は、宝石泥棒の一味だったのだが、保険金がどうとかごちゃごちゃしているうちに、公園で誤って発砲した弾がベビーカーに当たった、という話。

 

一番の見所は、ケーリー・グラント演ずる警官が、腹話術で、バスルームの真犯人の死体がまだ生きているかのように演技したこと。これでビビった見張りの男(一人しかいなかった)をお縄にし、警官は理容院へ向かい、そこの電気を消して真っ暗にし、明かりがついたときには悪人二人が手錠で繋がれている、というラスト。

 

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この話は、主役がどうしてもネイリストでなければならない。その必然性が可笑しかった。

 

 

 

生意気で上品でコミカルで軽やかでしかし複雑なパーソナリティー、というのが、ケーリー・グラントの真骨頂なのだろう。

「鋭い口調を吐く、日常の知恵者」というグラントとベネット演ずるパーソナリティーは、そのままその当時のニューヨーカーの性質なのでは、と思った。

 

サミュエル・ベケット風、「都会のお洒落な皮肉会話の応酬」なのでは、と思った。

サミュエル・ベケット - Wikipedia
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ビッグブラウンアイズとは、主演女優のジョーン・ベネットの目のことなのかと思った。

だとしたら、アメリカのアイドル映画(ファンがその人を見るための作品)だったのだろう。

 

邦題の「アメリカの恐怖」は、日本人の、銃社会と(法廷で感じたムードで市民が判断する(感情操作されやすい))陪審員制度への感覚なのではと思った。

Big Brown Eyes (1936) | FilmFed

 

Big Brown Eyes (1936)

Big Brown Eyes (1936)

 

Big Brown Eyes (1936)

 

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★Wikipediaより★

ビッグ・ブラウン・アイズはラウル・ウォルシュ監督、

未定義

ケーリー・グラントジョーン・ベネットウォルター・ピジョン主演の1936年のアメリカのコメディ犯罪映画です。ウォルター・ワンガーが製作し、パラマウント・ピクチャーズが配給した[2]

プロット

警察官のダニー・バーは宝石強盗を追っている。彼のガールフレンドであるイブ・ファロンは、最初はネイリストとして働いていましたが、すぐに宝石泥棒との戦いを支援する記者としての仕事に就きます。ファロンとバーは、セントラルパークで赤ん坊を殺した宝石ギャングのメンバーの一人が無罪放免になったことに嫌気がさし、2人とも仕事を辞める。その後すぐに、ファロンはマニキュアをしている間に幸運な休憩を取り、事件は解決します。

キャスト

レセプション

この映画は14,645ドルの損失を記録しました。[1]批評家は、それを「使い捨て」[3]および「取るに足らない」[4]と見なし、「粗雑な文章と一般的に刺激のないパフォーマンス」と見なしています。(注5)

1936年に『スペクテイター』誌に寄稿したグレアム・グリーンは、この映画を「速く、よく演出され、非常に感傷的でなく、感情から解放されたギャング映画」と評し、肯定的な評価を与えた。(注6)

最近の作家は、この映画に好意的だ。グラントの伝記作家スコットアイマンは、"グラントのカタログ、きびきびとしたコメディドラマの予告されていない宝石"と呼んだ[...]朗らかに評判の悪い暗号以前の映画で、法典の後に無責任に作られ、スピーディーなクロストークが『ヒズ・ガール・フライデー』を予感させる。[7] 『ニューヨーカー』誌に寄稿したリチャード・ブロディは、この映画の「鋭い口調を吐く、鋭い口調を吐く、日常の知恵者で、グラントとベネット以外の何者でもない。その笑い声はしばしばベケット風の二枚舌に似ている。ここでグラントは、彼の不朽のコメディー・ペルソナの基盤となる、生意気で上品で複雑なおふざけの初期の閃光を提供しています。(注8)